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写真と日常、そして仲間――春アニメ『mono』三川華月さん(雨宮さつき役)×古賀葵さん(霧山アン役)×遠野ひかるさん(敷島桜子役)が語るキャラクターたちの心地よい関係性/インタビュー

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

「まんがタイムきららキャラット」にて連載中の、人気4コマ漫画『mono』がTVアニメ化! 4月12日(土)24時より、TVアニメ『mono』がスタート!

原作は、『ゆるキャン△』のあfろ先生で、360°パノラマカメラでの撮影などで、山梨県甲府市を中心とした景色や彼女たちの日常を切り取っていく。そんな山梨の景色の中で、個性的なキャラクターたちが、どんな風に動くのかも楽しみになってくるのだが、そんなキャラクターを演じる、雨宮さつき役 三川華月さん、霧山アン役 古賀 葵さん、敷島桜子役 遠野ひかるさんに、作品の魅力などを聞いた。

 

 

【写真】春アニメ『mono』三川華月×古賀葵×遠野ひかるが語るキャラたちの心地よい関係性

オーディション合格のサプライズ通知

──原作を読まれた印象を教えてください。

三川華月さん(以下、三川):第一印象は、ほのぼのしている、平和な作品だなぁと思いました。こういう日常、自分にもあったなって、過去の学生時代を思い返すきっかけになった感じがあります。私はソフトテニス部だったので放課後の過ごし方は違っていましたけど、プライベートで遊ぶとき、みんなでわきゃわきゃして写真を撮り合って、楽しいねって言いながら過ごしていたなぁと思い出しました。

 

 
古賀 葵さん(以下、古賀):とてもほのぼのしているし、いい意味で考えず、気楽に読めるのがいいなと思いました。仕事や学校などの日常生活で疲れがたまっている人たちには、すごく現実を描いているんだけど、現実離れしている感じに見えるのかもしれないですよね。でも、どこかにお出かけしたいなと思うきっかけになる作品なのが良いですよね。

原作は、あfろ先生の地元が描かれていますけど、自分の地元にもこういうところがあるのかなとか、自分の地元の良さみたいなものも深く知りたいと思うきっかけにもなる作品だと思うんです。地元愛が深まりそうですよね。

遠野ひかるさん(以下、遠野):私も読んだときは、なんて癒やしがつまった作品なんだと思いました。私は東京出身なので、どちらかといえば、みんながせかせかと生きている中に身を置いていたんです。ちょっとひと息入れたいなとか、緑に包まれたい!ってときに、そっと寄り添ってほのぼのとした空気を持ってきてくれる、心が柔らかく丸くなるような作品だと思いました。

コミックスだと4コマで進んでいくんですけど、物語に大きな波があるわけではないんです。日常だからこそスーーッと馴染んでいくというか、ゆったりしみじみできるような、そんなあたたかさが好きでした。

──三川さんが香川出身で、古賀さんは佐賀出身なんですね。出身地によって見え方が違うかもしれないですね。この作品は、オーディションが特殊だったという話もされていましたね。

遠野:テープオーディションがあって、その後スタジオオーディションがあったんです。

古賀:そのスタジオオーディションが5人のグループで行う掛け合いオーディションだったので、そこでみんなとの掛け合いをするんですけど、質疑応答があったんです。それって、アニメのオーディションでは珍しいことなんです。

 

 
遠野:だいたいこういうことを聞きますっていう、決まった質問があるパターンは経験がありましたが、今回の形式では何となくその場の会話で、これについて語ってください、ドーン!みたいな感じで。自己PRでもなく、本当にフリートークのようにお話ししました。

古賀:チームによっては、自己PRのようになってたかもしれないけど、私とひかるちゃんは一緒のグループで、そこでは結構フリートーク!みたいな感じでした。みんな和気あいあいと話していて。

遠野:好きなテレビ番組について話してくださいと言われて、それについて話すみたいな感じ。

三川:私は、上田麗奈さん(秋山春乃役)とグループが一緒で、そのときも、あまりかっちりしたものではなかったです。そこにいた皆さんが、わりとふわふわしていたというのもあるかもしれないですけど(笑)。

ただ、基本的にさつき役から答えるので、私で流れが決まっちゃうと思って、どうしよう……と思っていました。だから自分が何を話したか覚えてないんですけど、とりあえず一生懸命しゃべったことだけは覚えています(笑)。そこでも、好きな映像作品はありますか?とか、カメラに関しての思い出はありますか?という質問だったと思います。

──キャラとかではなく、自分として、みんなとおしゃべりする感じだったのですね。

三川:そうです。グループによって微妙に違ったのかもしれないんですけど、写真に対しての思いとか、休みの日に何をしているかとかを話していました。

遠野:確かに、順番でいうと、さっちゃん、アンちゃん、桜子だったから、私の場合は、全部あおこちゃん(古賀さんのこと)が答えたあとに私だったんですよ。本当に、あおこちゃんのお話が面白くて!(笑)。つい楽しく聞いちゃうんですけど、このあと自分が答えるのか!とプレッシャーを感じていました(笑)。

 

 
古賀:でも私も、ひかるちゃんがしゃべっていることに、すごい共感できたんですよ。わかるー!って。だからひかるちゃんの質疑応答なのに、後ろでガヤがめちゃくちゃうるさくなっちゃって。「わかるわかる! それ見たことある!」とか言ってました(笑)。

遠野:私もきょろきょろしていて、周りに助けを求めたとき、誰よりも早く反応してくれたのがあおこちゃんでした。

古賀:めちゃめちゃ楽しかった。

遠野:とっても和やかな雰囲気でスタジオオーディションを終えたんですが……。

古賀:そのあとが特殊で、再オーディションをしますということで、またグループごとに集まったんです。すごいな、3次オーディションまであるんだ、と思ったんですけど、「5人の感じを見たいから定点で撮影をさせていただきます。でも顔は映らないようにしますので」と言われて。

遠野:そのとき、私とあおこちゃんは、また会えたから「わーー」ってなって。

三川:私も麗奈さんと「わーー」ってなって。

遠野:で、(駒田華子役の)河瀬茉希さんと5人揃って、控室でソワソワしていたんです。

古賀:みんなで一緒にやれたらいいですね〜って。

 

 
三川:そこでもちゃんと掛け合いのオーディションをして、少し修正が入ったりしたんですけど、「今すごくいい感じのバランスかなと思ってて、5人とも」みたいな(笑)。

遠野:そのまま「monoのレギュラー決定でーす!」と。

──そういう通知のされ方はなかなか聞かないですね(笑)。

一同:はじめてでした。

古賀:だから撮ってたんだー!って。

──それはどこかで観られるかもしれないですね。(※すでにXで、投稿されてます)

三川:私はちらっと見せてもらいました。ぎゃーーってやってた(笑)。

遠野:そう。でも、おはる(三川さん)泣いてたよね?

三川:なんかよくわからないけど、泣いて、みんなに「なんか良かったね」って言われ……。

**遠野:そのまま最初のティザーPVも収録して、それが世に出たんです。なので「monoー!」「え!? アニメ化!!」は、そのときに録ったものです。

 

 

それぞれが演じているキャラクターの魅力について

──シネフォト部の活動は、いろいろあるのですが、この活動のどんなところに惹かれましたか?

古賀:部活と言えど、仲良し3人が集まって、プライベートでお出かけしているのが、そのまま部活になっているようで楽しい感じがしますよね。3人以外では春乃さんと華子さんが出てくるんですけど、年上組とも壁なくお話したり、みんなが自然体でいながら、お出かけしていたりしているのが良いなぁと思いました。

三川:学生だけでも楽しめるけど、学生だけではできないところを大人組が連れて行ってくれたり、提案してくれたりするからこそ、普通の学生のときよりもいろんな経験ができて、そこもいいなぁと思いました。

 

 
遠野:何かを達成しなければならないというわけではなく。なんとなくみんなが同じテンションで、行くか!という空気感なんですよね。その5人の丁度いい取り組み具合が、心地いいんです。

三川:みんな無理してない感はありますよね。

遠野:一緒にいたくて一緒にいるし、行きたくて行って、楽しかったね〜っていう感じがいい!

──活動で印象的なシーンはありましたか?

三川:さつきちゃんたちは、ずっとこの土地で過ごしているけど、改めて地元をちゃんと巡るようになって、こんなところがあるんだ!って気付かなかったところに気付けるようになった気がするんです。知らなかった地元の魅力を、みんなが見つけるというのが、私は素敵だなぁと思ったりしました。

遠野:それでいうと、きれいな富士山を見たにもかかわらず、カメラには収めないというシーンも好きで(笑)。

古賀・三川:いつでも見れるしね〜って。

遠野:やっぱりみんな山梨に住んでるんだなって感じたというか。何でもかんでも撮っているわけではなく、彼女たちの中で、収めたいものがちゃんとあって、カメラを楽しんでいるのが分かるシーンがと思います。

 

 
古賀:あと私、たいしょう(猫の名前)も好きで。人間だけじゃなく、たいしょうも一緒に連れて行くのとかもいいなぁと思って。

三川:連れていかなくてもいるときあるしね。誰よりも土地勘が良いから。

古賀:野良ではなく、地域猫としていろんな場所で違う名前を付けられているというのも、地元あるあるだなぁって。そういうのも身近に感じられていいですよね。

──ここで、キャラクター紹介をしていただこうかと思いまして……。

三川:そういえば、まだしてなかったですね(笑)。

──結構長く話してきてたんですけどね(笑)。ではまず、雨宮さつきについてですが、「写真部の憧れの先輩が卒業してしまい、写真に対するモチベーションを失ってしまった高校2年生」です。

三川:雨宮さつきちゃん自身、何か夢中になれるものを見つけたいというところから「シネフォト研究部」が始まって、そこに同じ写真部だった霧山アンちゃんもいて、そこに映画研究部だった桜子ちゃんも入ってくるので、なんだかんだ、きっかけになったのはさつきちゃんなのかなと思っています。

ただ、この子自身、そんなに主体性がある子ではないからこそ、みんなについていくんですよね。そこで、自分なりに、心に刻まれるものもある。だからひと言で、「この子はこういう子です」って説明するのが難しいんですけど、そういうところが私の中で、人間味があって共感しやすい部分だったんです。

 

 

──行動力があるのは、アンのほうですしね。

古賀:アンちゃんは、さっちゃんのことをずーっと好きで、さっちゃんを中心に世界が回っているくらいなので、アンちゃんの中でさっちゃんにはすごく魅力がある子なんです! もともと2人とも写真部で、憧れている先輩を撮っているさっちゃんを、アンちゃんが撮っているというシーンがあるくらい、何かに夢中になっているさっちゃんが好きなんですよね。

憧れの先輩が卒業して、デロデロになってるさっちゃんを駄菓子屋に連れ出して、そこから世界が広がっていくんですけど、これだ!っていう、夢中になれるものが見つかってから、さっちゃんは生き生きしていくので、それがとてもいいなと思いました。

「行こうぜ!」ってタイプじゃないけど、みんなが共感できる人というか。だから、見た方が一番感情移入できるのはさっちゃんなのかなって思います。先輩しか見えていなかったところから、もっといろんなものが見えてきて、「楽しいことがこんなにあるんだ!」って気づき始めるところは、共感が持てたんですよね。

──三川さんの声が入ってどうですか?

古賀:いいです!! めっちゃいい!! さっちゃんって難しい役だと思うんですよ。アンちゃんも桜子ちゃんも、特徴があるというか、型取りが見えやすいけど、さっちゃんはより自然体なんです。それをちゃんと落とし込んで、さっちゃんとして感情を入れてくれるので、隣にいても同じ気持ちになりやすいというか。さっちゃんが、こう感じているというのがストレートに伝わってきて、アンちゃんもそれに合わせて感動できるので、素敵だなと思いました。

遠野:華月ちゃん本人の真面目さ、素直でまっさらな感じが、そのままさっちゃんに投影されているなというのが、お芝居を通してすごく伝わってきます。桜子ちゃんをシネフォト部に誘うところでも、さっちゃんは、桜子ちゃんの気持ちを汲んで、伝え方を一生懸命考えて、ちゃんと思いを量った上で言葉を掛けられる優しい子なんですよね。

華月ちゃんの声だと素直で優しいそのままがスッと入ってくる。『mono』の心地良さが、声でも感じられるなと思いました。

 

 

──霧山アンは、さつきが好きすぎるあまり写真部に入った熱狂的さつきファンです。あと、明るいムードメーカーですね。

古賀:さっきだいぶ話しましたが、さっちゃんを中心に生きている子です。アクティブで、頭で考えず脊髄反射で動いちゃう感じの行動力があり、「さっちゃんがやるなら私も絶対にやる!」みたいな、さっちゃんが原動力な子です。

持ち前の明るさと元気さで、さっちゃんも楽しくなっていてくれたらいいな、みたいな気持ちもあったりします。あとはひねり揚げが大好きな、子供にも好かれるタイプだと思います。子供とも同じ目線でしゃべれるところが良いところであり、人に好かれるところかなと思います。

 

 
遠野:あおこちゃんのお芝居で、こちらはずっと笑ってます(笑)。アンちゃんのセリフって、台本で読むと、はっきり言葉にしているなって感じがするんですけど、あおこちゃんのフィルターを通すと、ちょうどよく丸みが付き、おもしろテンションの、それこそ脊髄反射でそのまま出ちゃったんだなって印象になるんです。生っぽいまま、トゲがない形になるのが、すごく不思議〜と思っています。

三川:ホントに文字面だけで見ると、すごいんですけどね。

古賀:アンちゃんは、春乃さんにも、「〜〜〜っすか」って軽口を言うんですけど、それも失礼とか、トゲがある感じではなく、親しいからこその砕けた感じで、そういう言葉遣いになると思うんです。それを春乃さんもうまく受け取ってくれるので、アンちゃんにとって、すごく居心地のいい場所になっているんだなって思います。

──敷島桜子は、一見無表情でつかみどころがないですが、意外にもノリが良くアクティブという、天然なところもある子ですね。

遠野:桜子さんの魅力はたくさんあるんですけど、一見掴み所がないというのは確かにそうで、そこがやっぱり桜子の魅力なんですよね。他にない独特な雰囲気、その個性が私は好きで。表情にあまり出ないからこそ、このとき嬉しかったんだねとか、自慢げだとか、ちょっとした心の動きが見えたときに、すごく愛おしくなるんです。だから、その心の動きをいっぱい拾っていけるように心掛けながら演じています。

積極的に引っ張っていったり、自分から行くタイプではないけど、ここに素敵な居場所ができて良かったねって微笑ましく見守りたくなる子だなと思います。でも、ただ受け身なだけでなく、持っているポテンシャルをちょくちょく発揮していくので、そこで周りを驚かせつつも、受け入れてもらえて、面白いねってなるところの掛け合いも魅力的です!

 

 
三川:感情の起伏がそこまで大きくないので、どうなるんだろうなと思っていたんですけど、遠ちゃんがやると、本当に絶妙な温度感になるんです。最初に、シネフォト部に誘ったときの「いいよー。入る入るー。」がすごかったんですよ! 私も家帰って、練習してみたんです。あの感じってどんな感じなんだろうって(笑)。

桜子ちゃんの掴みどころがないけど、自慢げなときは、横で聞いててもわかるんです。いま、すごいドヤってるわ〜っていうのが絶妙にわかる。ちょっとした起伏をお芝居でするのがすごく素敵だなと思っていて。あれはやろうとしてもできない!って思いました。

遠ちゃんが普段持っている、ふわふわしているけど、芯がちゃんとあるというバランス感が、桜子ちゃんにも生かされているんだなと思いました。

遠野:嬉しい〜、ありがとう。いい意味で肩の力を抜くというのは大事にしているところで。こうしよう!と決め込み過ぎないのが、ぽやっとした感じにつながっているのかもしれないです。

古賀:とってもいいです。

 

みんなと一緒ならばアクティブになれる!

──5人で活動することが多そうですが、どんなことをしてみたいですか?

古賀:『北九州ポップカルチャーフェスティバル 2024』に、この3人で登壇したんですけど、そのときも空き時間があって、いろんなところに行かせていただいたんです。それがめちゃくちゃ楽しくて。

三川:どこに行くかを決めるときも楽しくて、みんなで地図を見ながら、ここはどうかなみたいな。こんなところに動物園があるよとか。

遠野:みんな違う調べ方をしながらね。

三川:それで急遽行くところを決めて遊びに行く。

古賀:そういう弾丸っぽいのは楽しそう。

 

 

──皆さん、外に出かけたりするのが好きなんですか?

三川:みんなとだったらやりたい!という感じです。

古賀:私、みんなバラバラのところからスタートして、最終的にちゃんと巡り会えるのか!みたいなことをやりたい!

三川:そんな簡単には出会えない、暗号だけで集合場所を決める、みたいな?

遠野:チャレンジだね〜。

三川:会えたときの感動はすごいと思うけど。

古賀:3人で、ただおしゃべりしている感じも楽しいから、山梨でラジオをしたいです(笑)。

遠野:私はドライブもしたい!

 

 

──原作だと、かなりフットワークが軽いメンバーだから、ぜひアクティブな活動をしていただきたいところです。360°カメラを使ってみて、どうですか?

三川:思った以上の範囲が撮れていることにびっくりしました。これで映っているのかな?って思うんだけど、360°なので、全部撮れてて、景色も撮れているので面白いなって思いました。北九州のときも、このカメラを持ってプライベートも撮っていました。

遠野:スマホに繋げないと、何がどう映っているかわからないんですよね。だから、撮った写真をあとで見るワクワクやドキドキというのが味わえるも楽しかったです。

古賀:撮ってみてからのお楽しみに感があるのは良いですよね。

──では、いつも持ち歩いているギアはありますか?

三川:ヘルメットを持ってます(笑)。私、久々に飛行機に乗ったんですけど、ヘルメットって、持ってて大丈夫なのかな? 何しに行くんですか?って言われたりしないかな?と不安になって、北九州には、いつも持っているものをいっぱいお留守番させてきたんですけど、普段、基本的に持っているのはヘルメットです。笛はリュックにいつも付いているので、どんなときでも鳴らせます!

 

 
遠野:私は機械にそんな強くないので、ガジェットみたいなものは持ってないかもしれない。

古賀:私も……。それこそアクションカメラとかを常に持ち歩いてたら楽しそうですよね。ちょっと買いたいかも。カメラはほしいと思いました。

遠野:カッコいいしね。現場でもカメラに詳しい人とか、いるし。

古賀:自分で組み立てるカメラとかもあるじゃないですか。あとフィルムカメラとか、昔あったインスタントカメラとかもすごくいいなぁと思って。フィルムとかは現像しないとわからないから、それも『mono』の現場で撮りためたら楽しそうだなって思いました。

──『写ルンです』とかを持ち歩いてほしいですね。では最後に、TVアニメを楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

遠野:作中に、写真を見て実際に行ってみたくなる、行ってみるとまた違うんだって語っているシーンがあって。初めて「mono」に触れる方はもちろん、原作を読まれた方もきっと、アニメーションになることによって、新たな発見があったり、また違う意味で行きたくなるところがたくさん見つかるんじゃないかなと思いますし、私自身もそれを楽しみにしています。

週末放送にぴったりな楽しく癒やされる、実家のごはんみたいな、そっと染みわたる“ほっこり”を皆さんに届けられると思いますので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。

古賀:見るだけでなく、行ってみて初めてわかることっていうのが、この作品にはすごく出ていると思うんです。見るだけでも楽しいですけど、自分の目で、肌で感じてみていいなと思うモノとか、行った先で出会ったモノとか、トキメキを感じていただけたりしたら良いなと思うので、作品と一緒にどこかにお出かけしてほしいなと思います。

 

 
他にも久しぶりに、会ってなかった友達に声を掛けてみるのもいいんじゃないかな?とか。懐かしい気持ちと新しい出会いみたいなモノを感じさせてくれる作品だと思いますので、見てくださっている皆さんにも、そういうモノを感じていただけたら嬉しいです。
(※古賀さんは“モノ”を強調してしゃべってます)

三川:おふたりが言ってくださったことももちろんありますし、出てくる子たちが、劇的に成長します!とかではないかもしれないですけど、みんなそれぞれ成長するんです。こういうものに出会って、こんな気持ちになるんだ!とか、またここにみんなで来たいよね、とか。

さっちゃんだとしたら、夢中になれるものを探していた子で、今までは自分がどう夢中になれるかわからなかったりしたけど、みんなといることで、自分なりに見つけられるようになる……そんなさっちゃんなりの成長が、アニメを通しても見られると思うので、みんなの関係性、それぞれの感じ方の違いや成長だったりを楽しみにしていただけたら嬉しいです。

 
[文&写真・塚越淳一]

 

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