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エギングタックル流用のちょい投げ釣りでシロギス60匹手中【京都】数は釣れたが型が伸びず

TSURINEWS

ちょい投げ釣りで釣ったシロギス(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

日中の4時間を使ってエギングタックルでシロギス釣りに挑戦してきました。舞台は京都府の日本海側。気温35度を超える猛暑のなか、小型中心ながらも本命のアタリは多く、ピンギスをかわしながらちょい投げで60匹超えの好釣果を達成しました。

シロギス狙いの投げ釣り

日中の4時間を使って、シロギス釣りを行いました。日中12時から16時までの時間帯は気温も高く、地元の内陸部では35度を超える天気予報。朝からすでに30度を超えていたため、日本海で過ごすことにしました。

釣行時間は12時から16時までで、日差しも強く日焼けや熱中症に注意が必要な時間帯でした。風も波もなく、ベタ凪の状態でした。

当日の釣り場(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

使用したタックル

タックルは7フィート台のエギングロッドに2500番台のスピニングリールをセット。ラインはPE0.8号、リーダーはフロロカーボンの2.5号を使用しました。

オモリはハヤブサの「立つ天秤スマッシュ」10号(約38g)、仕掛けはささめ針の「ちょい投げ」3本針で、針は小さめの6号を使いました。仕掛けの長さは1mほどで、ショートロッドでも投げやすい仕様です。エサはイシゴカイを用意しました。

釣行開始

到着時は快晴で日差しが非常に強く、風もなかったため体感温度は30度を超えていました。日焼け防止のため、スティックタイプの日焼け止めを使用。スティックタイプは鼻周りや曲線部分にも塗りやすく、サラサラとした使用感があります。

砂浜には、ライトタックルで手軽に釣りを楽しんでいる先行者の方がいらっしゃいました。声をかけると「小さいキスばかり」とのこと。やはり、時期的に少し遅かったようで、ピンギスが入る前に来たかったと思いました。沖合とすぐ手前に藻場がある場所を釣り座に選びました。

子サバの猛攻に苦戦

海の透明度は高く、手前のカケアガリまでくっきりと見えました。水面直下には非常に小さなベイトが回遊していましたが、ターゲットではありません。まずは沖合の藻場周辺を狙ってキャスト。着水直後に引きがあり、回収してみると子サバが2匹。水面近くにサバが回っていたようです。

子サバが釣れた(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

本命シロギスがヒット

沖には回遊魚がいると判断し、次は手前の藻場周辺、約50m先にキャスト。ゆっくりさびいてきましたが、アタリはありません。すぐ手前の藻場沖のカケアガリで「ブルブル」というアタリ。やはりサイズは小ぶりでしたが、シロギスの2連掛けに成功しました。藻場よりもさらに手前になると、ピンギスが掛かるようになりました。

シロギスの居場所が頻繁に変わるため、周囲に釣り人がいないのを活かして扇状に投げてアタリが出るポイントを探りました。

キャストして止めておくとアタリがあるものの、なかなか掛からず。ゆっくりと竿でさびいて、リーリングよりもさらにゆっくりと仕掛けを動かすと、ようやく針掛かりしました。2連掛けが続いた後、3連で釣れる場面も見られました。

多点掛けでシロギスをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

サイズが伸び悩む

その後は30mほどの距離で集中して狙うと、連続で釣れて数を稼ぐことができました。20匹を超えたあたりからピンギスが混じりはじめ、アタリはあっても針掛かりしなくなってきました。そこで少し横に移動してキャストしましたが、沖合の少しサイズが良いシロギスを狙ってもアタリはなし。

やはり手前でさびいてくるとアタリがあり、時折20cm近いサイズも混じって「上向いてきたか?」と思ったのですが、すぐにピンギスの群れに変わってしまいました。さらにサイズの小さいシロギスが入りはじめ、針掛かりしないアタリが続きました。

釣れるがサイズは小さめ(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

場が荒れたため沖攻めは断念

ここで釣行開始から2時間が経過。潮がゆっくりと右へ流れ始め、水面にはちぎれ藻が漂い始めてラインに絡み、釣りがしづらくなってきたため小休止を取りました。

クーラーボックスの冷たい飲み物で水分補給をしながら海を眺めていると、沖の藻場あたりで魚の群れが水面を黒く染めながら回遊してきました。おそらく子サバの群れだと思います。

すると、カモメやトンビが賑やかに狩りをはじめ、ボイルも発生。フィッシュイーターが入ってきたことで、沖のポイントは終了となりました。

手前でシロギスがヒット

ちぎれ藻がなくなったところで釣りを再開。カモメが集まっている場所より手前にちょい投げしてさびいてみると、すぐにアタリがあり、ピンギスが追加されました。軽く投げてテンポ良く釣っていくと、シロギスがぽつぽつと釣れます。沖で騒がしかった状況も落ち着き、シロギスは手前に集まってきたようです。

着実にシロギスの数を伸ばしていく(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

ただし、以前のように連掛けはなくなり、1匹ずつしか釣れない状況に。ピンギスを避けて30m付近を重点的に狙い、効率よく数を稼ぎました。

最終釣果

残り時間が30分となった頃には、どこを狙ってもピンギスばかり。手前にはさらに小さなシロギスの群れが見えるほどになり、掛かってくるのはピンギスのみとなりました。サイズは望めませんでしたが、60匹キープできたところで納竿としました。

釣り終了&振り返り

この沖合では25cm以上のシロギスが釣れることもあるためサイズに期待していたのですが、やはり時期が遅すぎたと感じました。ただし、日中の暑い時間帯でもアタリが多く、数釣りが楽しめたのは収穫です。

キャスト時には、隣の釣り人の邪魔にならないように配慮しながら、正面だけでなく扇状に投げることで、効率よくアタリを探ることができました。ピンギスも含まれていますが、60匹釣れたので、さばくのは大変ですが家族に天ぷらをふるまえる十分な量を持ち帰ることができました。

これからは、ちょい投げで手軽に楽しめるキス釣りのベストシーズンに入ります。海水浴シーズンでもあるため、釣りができる場所は限られてきますが、日中は海水浴、マヅメには堤防から投げ釣りをして、帰宅後に天ぷらで楽しむと、忙しい中でも家族サービスを兼ねて釣りを満喫できる良いシーズンになりますね。

ただし、日中の暑い時間帯の釣行では、日焼け対策と熱中症対策を万全にして楽しんでください。

<田村昭人/TSURINEWSライター>

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