TCLの新型テレビが凄い!Bang&Olufsen音響×ベゼルレスの没入体験【2025年モデル速報】
2025年4月TCL JAPAN ELECTRONICSが最新テレビの新製品を発表。世界的にテレビ市場で存在感を高めるTCLが発表したのは、技術革新の結晶とも言えるフラッグシップモデルであるXシリーズ「X11K」ならびに、Cシリーズはじめとする新ラインアップ。今回は記者として参加したこの発表会の模様と、TCLの本気を感じる新製品の魅力を余すところなくお届けします。
世界市場を席巻するTCL、その勢いは日本でも加速中
中国・広東省発の総合家電メーカー「TCL」は、テレビ出荷台数で世界トップを競う巨大ブランド。2022年には98インチテレビの出荷数で世界1位を記録し、テレビ全体でも2年連続で世界シェア2位を達成。
筆者は昨年の夏、TCLの「40S54J」(40インチ)を購入しました。 12年間使用していた26型テレビからの買い替えだったため、その進化に驚きました。まず、画質が素晴らしい! 映像の鮮明さと色の美しさに、思わず見入ってしまいました。また、なによりも価格が魅力的。10〜20年前のテレビ価格しか知らなかった筆者にとって、これほどのクオリティがこの価格で手に入るとは思わず、驚きを隠せませんでした。
TCLは2025年2月には国際オリンピック委員会とのパートナーシップを発表し、グローバル戦略は新たなステージへ。日本市場でもシェアを着実に拡大しています。
注目の新製品はこれだ!没入感×高音質のフラッグシップモデル「X11K」
発表会でまず注目を集めたのは、量子ドットMini LEDを採用した98インチのフラッグシップモデル「X11K」。
なんと価格は約200万円前後!! 発表会では映像と音響体験をさせてもらいましたが“次世代テレビ”と呼ぶにふさわしいものでした。
ハロー現象を抑える7つの先進技術
X11Kの画質を支えるのは「全領域ハロー制御テクノロジー」。
従来のMini LEDテレビで課題だった光のにじみ(ハロー現象)を、独自のレンズ・チップ設計や高度なAI制御により徹底的に抑制されています。暗部と明部がくっきりと際立ち、まるで現実を切り取ったような映像を映し出します。
Bang&Olufsen(バング&オルフセン)との共創が生んだ、唯一無二のサウンド
音響には、北欧デンマーク発の超高級オーディオブランド「Bang & Olufsen(バング&オルフセン)」との共同開発スピーカーを搭載。音の設計から最終チューニングに至るまで、同社のエンジニアが監修。ステレオの次元を超え、音に包まれるような体験が実現されています。
プレミアムモデル「C8K」は“ベゼルレス”という新発想で勝負
高画質・高音質を継承しつつ、より手に取りやすい価格で登場したのが「C8Kシリーズ」。中でも最注目は、“Virtually ZeroBorder”という革新的なベゼルレスデザインです。
境界を感じさせない“画面だけ”の世界
C8Kは画面のフチを極限まで削ぎ落とすことで、視聴者の視線を映像の中へ自然に誘導。まさに「空間に映像を浮かべる」ような体験を可能にしました。
価格帯は36万円(65インチ)〜120万円(98インチ)と、X11Kよりリーズナブルながら、性能はプレミアムそのもの。
映像・音響ともにフル装備
HDR 5000nits、144Hz VRR、Dolby Vision対応。音響ももちろんBang&Olufsen監修で、上下左右から立体的に響く音が没入感をさらに後押しします。
他モデルも進化が止まらない──C7K・C6K・Pシリーズも登場
TCLの2025年新ラインアップでは、用途や予算に応じた複数のモデルが用意されています。
C7K:高画質・高音質をバランス良く備えたモデル。HDR 3000nits、5サイズ展開(55〜98インチ)。
C6K:ONKYOの2.1ch Hi-Fiシステムを搭載。バング&オルフセンほどではないが、迫力のある音響体験が楽しめる。
“テレビの大型化”は日本でも主流になる?
TCL営業部はプレゼンで「日本のテレビは50インチ未満が主流だが、韓国や中国と住環境が似ていることを考えれば、近い将来に大型化が進む」と語ります。さらに、パネル価格の下落や生産の大型サイズ集中により、これまで手の届かなかったサイズ帯が現実的になってきました。
TCLが誇る高コスパの大型テレビ群は、まさにこうした市場動向を見据えた布石と言えるでしょう。
まとめ:「視る」が変わる、“圧倒的体験”を家で。
今回の発表会を通じて感じたのは、TCLのテレビは単なる「映像を見る箱」ではなく、“体験の装置”へと進化しているということ。かつてはハイエンド層に限られていた技術が、今や一般家庭にも手が届く価格で提供されつつあります。
映像のリアリティと音響の臨場感、そしてデザインの革新──。
2025年、あなたのリビングが映画館になる日は、そう遠くないのかもしれません。
※記事内のスペックや価格は発表会・公式資料に基づくものです。販売時期・構成は変更になる場合があります。