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<若い夫婦>大丈夫?就職後すぐ結婚を決めた息子。本人が決めたなら……「応援する」【まんが】

ママスタセレクト

写真:ママスタセレクト

【母の気持ち】

今から数年前の話です。ある日、ひとり息子のリュウイチが、「結婚する」と言い出しました。

息子は昔から一度決めると頑なに譲らないところがあります。しかしそんな急に結婚だなんて……。私たちは今回のことも何度も話し合いましたが、息子は「結婚する」の一点張りで、譲ることはありませんでした。

息子から「向井セナ」さんを紹介されたとき、あまりの可愛さに夫婦で驚いてしまいました。ただセナちゃんや親御さんと会ったとき、何となく「大丈夫かな」と思った印象がありました。しかし結婚するのは私ではなく息子です。セナちゃんと幸せそうに笑い合う息子を見ていると、本人が良いのであればいいのかな……と思いました。

可愛い孫の誕生!幸せを感じるも……痩せていく息子が「先がわからない」

息子とセナちゃんが結婚して2年。セナちゃんは専業主婦として、育児を頑張っているそうです。孫のクウマ(1歳)は目に入れても痛くないほどに可愛く、少し早いと思っていた結婚でしたが、こんなに尊い存在の孫に会うことができて、私は幸せ者だわ……そう思っていました。しかし私は最近、気になることがあるのです。

まさかとも思える息子の言葉でした。子どもも生まれて、妻は専業主婦で家事と育児を頑張ってくれていて、息子も仕事に邁進している。共働き家庭が増えている現代ではありますが、お互いに役割分担をハッキリさせて家庭を守っているのだろう、そう思っていたのに……。私たちは息子の悩みに寄り添うことはできるのでしょうか……。

【息子の気持ち】就職後に結婚!彼女は「専業主婦」希望!幸せのハズが……

数年前。

ケラケラと良く笑う声も可愛くて、一緒にいると楽しいセナ。俺たちはラブラブだった。セナは就活を頑張っていたが、なかなか上手くいかなかったらしく将来のことを考えると不安で眠れないとこぼしていた。

今はつわりで大変なときだから……。きっと子どもが生まれたら変わるハズだから……。正直、仕事と家事の両立は大変なことも多かったけれど、俺はそう何度も自分に言い聞かせて、セナとの結婚生活を送っていた。

平和な結婚生活を送るためなら……「俺が我慢すればいい」

夕飯の買い物がてら頼まれたものを買って、息切れしながら帰宅すると洗濯物は朝外に干したままになっている。「洗濯物くらい取り込んでおいてよー」と言うとセナに怒られた。セナは一度怒ると、ものすごく怖い。まだ産後で気が立っているだけかもしれないし、こういうときはそっとしておくのが一番平和だということを学んだ俺は、それ以上何も言うことはなかった。その後は夕飯を作り、一緒に食べ、片付け、風呂掃除、クウマを風呂に入れて寝かし付けまでをするのが、俺の一日だ。

結婚したら夫婦で協力するようにと、昔から親には言われてきた。「男の人だって家事育児にしっかり参加しないといけない」「家庭の中で自分が今できることを見つけてしっかりと動けるように」そう言って、母は俺に一通りの家事を教えてくれていた。そのお陰でいろいろ回っているけれど、この先もずっとこうなのか……? 妊婦時代だけでなく、子どもが生まれてからもセナは変わらなかった。そして少し注意しただけで激怒……。俺は段々セナと向き合うのが億劫になってしまい、自分が我慢して成り立つのであれば、それが一番いい。そう思うようにしていたんだ。

【母の気持ち】若くして結婚した息子。上手くいっていると思っていたのに。まさか……?

無事に孫も生まれて、幸せいっぱいだと思っていた息子から、「もうダメかもしれない」という言葉を聞いてしまい……。

聞くところによると、セナちゃんが息子のクレジットカードを使って、平日に洋服やらバッグやらを買いあさっているのだそう。

てっきり上手くいっていると思っていた息子夫婦が、まさかこのような状況であるとは、夢にも思いませんでした。確かに育児をするということは、とても大変なことですし「辛い」と感じてしまうこともあるでしょう。けれど、だからといってセナちゃんの行動を容認することはできませんでした。

【息子の気持ち】「お母さんがヨメに言ってあげる!」息子は親の言葉に背中を押され……?

 

父の言う通りだった。セナの機嫌が悪くなるのが怖くて、ずっと言いたいことが言えなかった。でも離婚覚悟で向かい合わないといけないのかもしれない。今日は実家でそのパワーを貰うことができたんだ。

【嫁の気持ち】「私の生活は羨ましがられるんだ」順風満帆だと思ってたけど

数年前。

私は不採用通知のメールを読みながら、深くため息をついた。こんなにも誰かに認められない想いをしたのは、就活が初めてだった。就職先が決まらず、心のどこかではいつも不安だった。

空っぽだった私の人生を埋めてくれたのは、リュウちゃんだった。リュウちゃんといれば、私は幸せになれる。愛する息子も生まれて、人生は順風満帆だと思っていた。だけどリュウちゃんから「話がある」と言われた。話の内容は「これから」のことだった。

【息子の気持ち】「夫はロボットじゃない」伝われ!彼女としっかり話し合う

実家に帰って、両親と話して、俺はしっかりとセナと向き合う覚悟を持つことができた。いい年した大人が親を頼るなんて情けない話だが、今の俺には親しか頼る相手がいなかった。外出先から帰宅したセナと、しっかり話し合おう。俺はゆっくり深呼吸をした。

セナを選んだのは俺だ。だから、俺は耐えてもう少し踏み込んで話をしてみた。

俺はどうにかセナに伝わるように、頑張って話し続けた。セナだって話せばきっと分かってくれる。分からなくても、理解しようと歩み寄ってくれるハズ。そう思っていた。だけれど、俺が何を話しても、なかなかセナには伝わらないのが現実だったんだ――。

「伝わらない」「響かない」自己主張ばかりの彼女……別れ

もう無理だと思ってしまった。何を言っても「伝わらない」「響かない」そんな相手がいるんだと、衝撃を受けてしまった。そういう意味でも、俺もセナも社会を知らないで結婚してしまったんだな……そう感じたんだ。

【母の気持ち】息子が孫を連れ出戻り?正直ヨメが憎い!息子が気の毒でたまらない……

パートナーのセナちゃんと結婚生活がうまくいかない、と話してくれた息子のリュウイチは、2人で話し合う機会を設けたそう。私は「どうか2人が仲直りできますように」と願いを込めていたけれど、翌日、息子は孫のクウマを連れて実家に戻ってきたのでした。

すっかり子育ての荷が下りたと思ったのに、まだ子どものことで頭を悩ませている日々です。いくつになっても親にとっては大切な子ども。もどかしい気持を抱えながら、支え続けるしかないのかもしれませんね。

息子が孫を連れ出戻り?家庭においての「夫婦平等」とは……?歩み寄る

絞り出すような息子の声は、セナちゃんに向けた最後の言葉のように思えました。これまでの夫婦の形を続けていくのは難しいかもしれないけれど、どうか息子の想いがセナちゃんに届きますように……。そう願わずにはいられませんでした。

息子が出戻り?未熟過ぎる息子たちの結婚で出た答えとは「未熟すぎた」

シングルペアレントとなった息子は毎日大変そうですが、私たちも協力しながらクウマを育てています。離婚して数年が経っていますが、2人が再婚するかどうかは……分かりません。けれど私たち夫婦はこの先も、リュウイチが決めた結論を応援していきたいと思います。


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