子どもが「メイクしたい」と言い出したら? 知っておきたいリスクとコスメ選びのコツ
もし自分の子どもが「メイクしたい」と言い出したら、あなたはどうしますか? 自分のコスメを使ってメイクしてあげようと思った人は、ちょっと待ってください。
実は、子どもの肌にメイクをするのはリスクがあるのです。今回は、子どもにメイクをするリスクや、子ども用コスメの選び方をご紹介します。
子どもが「メイクしたい」と言ったら何歳からOK?
子どもにメイクをするのは13歳以上がいいでしょう。13歳未満の肌は、まだ未完成のため、浸透してほしくない成分まで肌内部に浸透してしまう恐れがあるからです。
大人用ではなくキッズ用のコスメなら13歳以下でも使用できますが、基本的には4〜6歳以上を謳っているものが多いので、年齢には十分気をつけてくださいね。
子どもが「メイクしたい」…知っておくべきリスク3つ
つづいては、子どもにメイクをした際のリスクを3つ、チェックしていきましょう。
1. アレルギーの原因になることがある
13歳未満の子どもの未完成な肌にメイクをして、浸透してほしくない成分が吸収されてしまうと、肌荒れやアレルギーを起こす危険性があります。
しかも、一度アレルギーを発症すると、10年以上症状が続くこともあり、本当にメイクをしたい年頃にメイクができない可能性もあるのです。
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2. 誤飲や誤嚥の危険性
就学前の幼児にメイクをする場合、誤飲や誤嚥(ごえん)の危険性があります。たとえば、目元につけた大きめのラメや体に悪いコスメを飲み込んでしまうと、非常に危険です。
もし飲み込んでしまった場合には、しばらく体調に変化がないかしっかり観察する必要があります。また、喉を詰まらせてしまう事故も考えられますね。メイクする際には、親が必ず付き添い、事故が起こらないよう注意しましょう。
3. 肌を傷つける恐れがある
コスメの種類によっては、クレンジング剤を使ってゴシゴシと擦らなければならないものもあるでしょう。でも、まだ未熟な肌を必要以上に摩擦することは、肌を傷つける原因に…。毛穴が詰まってニキビができるなど、思わぬトラブルの原因にもなりかねません…。跡が残らない様にするためにも、落ちにくいコスメは選ばないようにしてください。
子どもが「メイクしたい」と言った時のコスメ選び
ハロウィンの仮装や記念写真撮影などで、どうしてもメイクしたい時にはどうしたらいいのでしょうか?子どものメイクにぴったりのコスメ選びもチェックしておきましょう。
1. キッズコスメを選ぶ
子どもの肌への安全を考慮した「キッズコスメ」を選びましょう。危険な成分が使われておらず、低刺激なものが多いので安心です。
ただし、多くのキッズコスメは4〜6歳以上となっているので、対象年齢をきちんと読んでくださいね。
2. ポイントメイクを楽しむ
肌への負担を考えて、ポイントメイクのコスメだけを選ぶのもおすすめです。ベースメイクから丸ごと購入するのではなく、アイシャドウやリップ、チークなど、肌に触れる範囲が少ないアイテムだけを選びましょう。
唇を染めるティントリップについては、肌に浸透しやすくアレルギーの原因になる可能性があるため、避けてください。
3. 低刺激で簡単に落とせるコスメを選ぶ
子ども用のコスメを選ぶ際は、低刺激かつ石けんで簡単に洗い流せるコスメを選びましょう。落とす時に肌を擦らずに済むため、肌への負担を減らせます。
洗浄力の高いクレンジング剤は、肌への刺激が強いため、落とす際のことまで考えながら選べるといいですね。
子どもが「メイクしたい」と言い出したら安全性を第一に
親としては、女の子の「綺麗になりたい」と思う気持ちが痛いほどわかるはず。
でも、子どもの肌はまだ未熟でいろいろなトラブルが起こる可能性があります。子どもの安全を第一に考えてコスメを選んでくださいね。
(キレイ情報ラボ/ライター女子部)