吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【底規定の池を攻略するぞ!:第2回】
テーマは「底規定の池を攻略するぞ!」。千葉県我孫子市にある小川つり堀園の小池で、竿12尺両グルでスタート。エサは今春発売された「もちグル」を使ったブレンドを試すとこれが何と……。
手触りに特徴
ガッツリと冷え込んだ晴天無風の小川つり堀園の小池北岸に座り、竿12尺両グルテンの底釣りで7時30分すぎにエサ打ちをスタート。エサは今春発売された「もちグル」を使用したブレンドエサを試す。
おー、それが甘い匂いがするってうわさのグルテンね。
吉田康雄
「はい。甘い香りで有名なグルテン5よりさらに甘く豊潤な香りがしますよ。嗅いでみます?」
ホントだ!何なら舐めてみたくなるほどいい香りだね。これが魚に効くのかな?
吉田康雄
「匂いもそうですが、もちグルの特徴は何と言っても手触りだとボクは思ってるんですよね」
パッケージにはネバリがあり繊維が強いと書いてあるよ。手触りなんて言葉はどこにも書いてない(笑)。
吉田康雄
「そうなんですが触ってみてもらえば関口さんでも違いがすぐにわかりますよ。これまでにはない手触りだってことが」
関口でもってのがちょっと引っかかるけど、まあいいか(笑)。どれどれ触らせてよ。
吉田康雄
「ちなみにこれがわたグルとのブレンドですがどうですか?」
2月上旬に発売
ホントだ。何て言うのかなぁ、指離れがいいような気がするね。
吉田康雄
「そうなんですよ。気がつきました!商品名が”もち”となっているのでお餅を連想される人も少なくと思いますが、それはエサ持ちに関するイメージで、実は指にまとわり付きにくいのも特徴の一つなんです」
でもそれはブレンドによっても異なるでしょ?
吉田康雄
「はい。今回はわたグル25㏄+もちグル25㏄+水70㏄で作りましたが、これがわたグルではなくたとえばグルテン四季とかでは、もう少しボソッとなりますから指先が汚れるタッチになると思います。ですがわたグルやアルファ21とはあきらかに異なると思いますよ」
単品ではなく最初からわたグルとブレンドしたのはなぜ?
吉田康雄
「軽くしたかったからですね。グルテンの性質表で言うといもグルテンに匹敵する比重がありますから」
であれば新べらグルテンとかでもいいんじゃないの?
吉田康雄
「軽くてより開かせたいのであれば、それもありですが昨年の取材では開かせたことで大いに失敗したので、反省を踏まえて今日は開く素材は使わないと決めてました」
なるほどね。少しは成長してるんだ(笑)。
いずれにしても比重がありエサ持ちがよく、しかも魅惑的な香りを放つグルテンなら、これからの時期の野釣りにも最適だろう?
吉田康雄
「そうなんですよ。関口さんもぜひ使ってみてください」
発売は2月上旬だったっけ?
吉田康雄
「はい。カスミやテガで大いに活躍すると思いますよ」
吉田がそれほどイチ押しするなら、今度機会があったら使ってみるよ。
開始30分で1枚目
吉田も記者も朝イチからアタるはずないと思っていたので、こんな会話をしつつのんびり構えていた。ところが7時50分にウキが動き、鋭くアワせるも空振り。
吉田康雄
「まさかアタるとは思いませんでした。ジャミでしょうか?」
こんな時間からジャミがアタる?動くとしても水温が上がりはじめたタイミングだろう。ヘラなんじゃないの?
吉田康雄
「そうでしょうかぁ」
ところが次投でも戻したあとにチクッと入って空振りし、吉田の表情が真剣モードに。
すぐに打ち返すと、しばらくナジんだままだったウキがスーッと返ってきて直後にズン!
一連の動きを見ていた記者も思わず手がピクッと反応してしまうほどのいいアタリで、今度はしっかりフッキング。何と開始からわずか30分ほどで1枚目をゲットしてしまった。
サイズこそ34cm前後だったが、これには釣った本人もビックリ。さらにウキは動き続け、数回のカラをもらったあとの8時30分には2枚目をヒットさせ、早くも昨年の釣果に並んでしまった。
おいおい、いったいどうしたの。まさか見たこともないエサが池に飛び込んできたからか(笑)。
次回も「底規定の池を攻略するぞ!」です。
<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>
この記事は『週刊へらニュース』2025年2月7日号に掲載された記事を再編集したものになります。