カビの温床を根こそぎ! 人気掃除YouTuberに聞いた「夏こそスッキリ!浴室掃除術」
カビの温床を根こそぎ!
浴室の掃除術
家の中で最もカビが発生しやすい場所は、温度と湿度が高くなりやすく、栄養が豊富な浴室。YouTubeで大人気のお掃除職人きよきよさんに、浴室掃除のポイントを教えていただきました。きよきよさん特製のカビ取りスプレーを使って、ラクちん&簡単にカビを退治しましょう。
<POINT>
スプレーボトルがない場合や握力に自信がない方は、カビ取り液をスプレーボトルに入れず、ハケで塗り伸ばしてもOKです。必ず換気をしながら掃除を行うようにしてください。
1)きよきよ特製カビ取りスプレーを作る
作り方
(1)塩素系漂白剤(今回はキッチンハイターを使用)50mlに対し、水200~250mlを入れて薄める。
(2)(1)に中性洗剤大さじ1を入れ、スプレーボトルに移す。
(3)よく振って混ぜ合わせれば完成!
<注意>
塩素系漂白剤を薄めるときは、必ず水を使うようにしましょう。温水を使うと漂白成分の一部が気化し、吸い込むことで健康被害を起こす可能性があります。
2)カビが気になるところにスプレーする
黒ずんでいる場所(カビが繁殖している場所)をメインに、全体的にスプレーを吹き付けます。とくに、浴槽のフタは、カビが生えやすい場所。カビの根っこまで浸透するよう、たっぷり吹き付けて。
もったいないと思わず、たっぷりと液を吹きかけて!
細かなすき間にもシュッ!
<ハケで塗り伸ばしてムラをなくすと効果的>
スプレーした後に料理用ハケでムラにならないよう塗り伸ばすと、細かな凹凸部分にもカビ取り液が染み込み、カビ取り効果がアップ。
3)30分以上時間を置き、たっぷりの水で洗い流す
30分放置したら様子を見る。カビが取り切れていない場合は追加でスプレーを吹き付け、さらに30分放置を。黒ずみが取れたら、カビ取り液を塗布した場所を洗い流せば終了。
4)中性洗剤で浴槽、床、カベを洗う
ぬめりが発生しやすい浴槽や床、カベは、水アカ落としスポンジに中性洗剤をたっぷりと含ませ、軽くこすりながら洗い上げる。「こうした汚れを落とす場合は食器用洗剤が優秀!」ときよきよさん。
いすや風呂おけも一緒に洗って!
5)蛇口まわりはナイロンタオルが有効
水アカや石鹸カスが付きやすい蛇口まわりは、濡らしたナイロンタオル(体をこすり洗いするための硬いタオル)+中性洗剤でこすり洗いし、洗い流して。蛇口の裏など細かいすき間の掃除がしやすく、力を入れなくてもキレイになる。すでに硬くこびりついた水アカは落ちないので、プロに相談を。
6)浴室の扉は内・外で洗い方を変える
<内側は>
カビの温床になりやすい扉の内側にも、きよきよ特製カビ取りスプレーを。黒ずんでいる部分にたっぷりと吹き付けて時間を置き、よく洗い流して。
<外側は>
扉の外側は、水アカとホコリが混ざった、白くカリカリとした汚れがこびりつきやすい。酸性洗剤をハケで何度か塗り重ねて30分放置し、ブラシ等でこすり落としてから、よく洗い流して。
<扉のパッキンは...>
根強くカビが残ったパッキンの掃除は、短冊状に切ったキッチンペーパーを塩素系洗剤に浸して張り付け、空気に触れないようラップで覆い、時々様子を見ながら6時間ほど放置を。それでもカビが落ちない場合は、内側まで根が張っている可能性大。取り換えも検討して。
この記事は紙&WEBマガジン『毎日が発見』2025年7月号に掲載の情報です。
構成・取材・文/和栗 恵 撮影/齋藤ジン イラスト/とつかりょうこ