ヨコスカアートセンター「高校生展」 表現への挑戦
横須賀市の上町商店街にある私設ギャラリー「ヨコスカアートセンター」で3人の高校生アーティストによる作品展「トリニティ脈動の解放」が開かれている。4月6日(日)まで。
高校時代に身に着けていた制服のスカートを用いた百さん(横浜市在住)の作品は、裾から糸をほどいて解体していく様を次のステージに向かう自分と重ね合わせた。植物の葉脈をモチーフにした100号キャンパスの大作も持ち込んだ。
切り絵を得意とする井堀木茉子(横浜市在住)さんは、線の持つ繊細な美しさを作品化。針金を用いたワイヤーアートもその一つで型にはまらない自由な表現の手法を模索している。
彩度の高いポップな図柄のアクリル絵画を飾る理崎志穂さん(埼玉県在住)は、春からの新生活への希望と不安を作品に込めた。等高線のようなピンクの点描は近づくと認識できる仕掛け。「見えるものと見えないもの」の狭間を伝えている。
同センターのHP(https://www.yokosuka-ac.jp/)で3人による音声解説を配信。