【和歌山県】梅、蚊取り線香、みかん!そして諦めない心も日本一だ、和歌山県民!
ケンミンSHOWの放送18年間で取り上げられた回数ランキング46位と最下位だった和歌山県。そのことを和歌山県民に報告し、何を取り上げればいいか聞くと出てきたのは「走ってたら野犬に追いかけられる」・・・そんな話題しかないの?
取り上げてこなかったお詫びに、「和歌山何でもNO.1」を緊急企画!和歌山県が1位のネタをかき集めた。
まずは、梅!和歌山県の収穫量は60年間連続で日本一だ。もちろん、梅干しの生産量もNO.1!
さらに、麻雀牌の売上も日本一。他にも「元気な人の多さ」や「筋トレ好き(チョコザップ会員内)」などなど、30もの日本一ネタを発見!それを和歌山県民に報告に行った。
ほろ酔いのお兄さんたちは「ええー!」と驚きつつ喜んでくれた。
「あ、蚊取り線香!」そう、和歌山県は蚊取り線香生産量も日本一!
「和歌山は蚊取り線香の発祥の地!」さすがよくご存知だ。
「郵便貯金残高!よう調べたわ」
野犬情報を教えてくれたおねえさんたちにもご報告。
「あ!しらす干しある!漁師の子やから嬉しい!」
「めっちゃがんばって調べてくれて、無理やりちゃう?」
などとみなさん、戸惑いつつも喜んでもらえた。
どれが一番気になるかを女子たちに聞くと「みかん」「みかん」一斉にみかんを挙げる。
愛媛や静岡も有名だが、和歌山県はみかんの収穫量で日本一なのだ。
中でも収穫量の多い有田地域の直売所に行くと、大きな売り場にみかんが10mも並んでいた。
みかんだけでなく、レモンと日向夏を掛け合わせた「璃の香」というレモンの新品種もあった。
仏様の手の形に近いから「仏手柑(ブッシュカン)」と名付けられた品種も珍しい。
和歌山県民は、おいしいみかんは「菊みかん」だと言う。
「菊の花みたいにぼこぼこってなってるのが菊みかん」と解説してくれた。
菊みかんは見た目は良くないが、食べると確かに甘くておいしい。和歌山県民にとっては常識らしい。
さらに、和歌山県民おかあさんから30のリストに「抜けてるのがたくさん」と鋭い指摘を受けてしまった。
「生マグロの漁獲高が日本一。日本一高い那智の滝。日本一短い川、ぶつぶつ川。」
なんですと?!
犬の散歩中の和歌山県民に案内してもらった。
「あそこからここまでがぶつぶつ川。」
えー?全長たったの13.5m!地元の県民は飲料水としても利用しているぶつぶつ川は、河川法で定められた立派な2級河川だ。
そして着替え中のお父さんから叱られたのは「ロケット打ち上げやらんかったら終わるで。」
取材に行った翌日、串本町に2022年にできた民間の発射場でロケットの打ち上げがあるのだ。
12月14日、カイロスの名を持つロケットの打ち上げを見に、5000人が集結した。
しかし、この日は強風のため打ち上げは延期に!でも和歌山県民はけなげにも「楽しみが延びた!」と決していじけたりしない。
翌日に延びた打ち上げを見に、再び大勢が集まった。が、この日も強風で延期。
12月18日、今度こそとまたたくさんの和歌山県民が集結。
すると、轟音をあげながらまっすぐに天に向かうカイロスの姿が!
「行け行け行け行け!」和歌山県民の希望を乗せてロケットが打ち上げられた!
ところが、打ち上げ後にカイロスは飛行を中断。今回も成功とはならなかった。
「肉眼で見れたから、私らにとっては成功です。」
串本町の全校生徒16人の小学校で、校長先生が生徒たちにこう教えた。
「昔の人が、失敗しても失敗しても挑戦し続けてきたから、今の豊かな暮らしができる。だからみんなも挑戦してください。次のカイロスの打ち上げを楽しみにしとこう。」
「はーい!」と元気に答える小学生たち。泣ける!
和歌山県民には数々の日本一があったが、諦めない心も日本一なのだ!