石丸幹二さんと落語家・春風亭一蔵に共通点? 「すごい興味ある」事とは
落語家の春風亭一蔵がパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂フライデー ~どうした!?一蔵!』(文化放送・金曜日9〜13時) 12月13日の放送は、歌手・俳優・司会者など幅広く活躍されている石丸幹二氏をゲストに招き、番組パートナーの水谷加奈アナとともにお話を伺った。
一蔵「よろしくお願いします!」
石丸「一蔵さんは“はじめまして”ですね。水谷さんはお久しぶりです」
一蔵「うちのかみさんに、石丸さんがゲストでいらっしゃるって言ったら「いよいよお前、売れたぞ」って驚いていました」
石丸「(笑)本当ですか。奥様によろしくお伝えくださいませ。」
水谷「石丸さんのラジオ番組に、春風亭一之輔さんがゲストで来られたと伺ったんですけれども」
一蔵「一之輔…という落語家がいるんですか?」
石丸「いらっしゃいますねえ(笑)」
一蔵「一之輔兄さんが」
石丸「私、FMラジオで番組を持っていまして、そこに一之輔さんがいらして、師匠のところにきてノックをした話から、師匠からどんな稽古を受けたのか、みたいなことをいっぱい語ってくれたのが本当に印象的でした。三遍稽古(さんべんけいこ)っていうのがあるんですって」
一蔵「あるんですよ」
石丸「まだレコーダーとかあまりない時代の話だったんですけども、3日間、師匠が1つの話を毎日やってくれて、4日目は自分がやる。その間に覚えるんですよ」
一蔵「本当に聴いたのを、そのまんま覚えるっていう時代があったんです。それを一之輔兄貴の前座時代にやってくださった師匠が1人だけいらっしゃって」
石丸「おっ、そうなんですね」
一蔵「それが、先代の古今亭志ん橋師匠という方で、前座さんには「毎日来れば教えるから」って言って『とらせない』」
石丸「あっ、『録らせない』ね」
一蔵「多分、必死感と、その師匠にご迷惑かけちゃいけないっていう思いとがあって、その話は忘れないんですよ。ノートに書いて覚えた話はすぐ忘れて、また思い出すためにノートを引っ張り出すんですけど、その三遍稽古のお話は、いつやれって言われてもポンと出てくるんですよ」
水谷「不思議~」
一蔵「不思議ですよね、脳みそって」
石丸「いやこれ、誰もができることじゃないと思うんですよ」
水谷「石丸さんは、セリフを覚える時はどうやって覚えられますか?」
一蔵「そこですよね。僕すごい興味あるんですけど」
石丸「百遍稽古ですよ(笑)」
水谷「3じゃなくて」
石丸「喋って体にしみこませるための時間はどうしても必要ですよね」
一蔵「相手のセリフもあるわけじゃないですか。そこはどうするんですか」
石丸「相手がいる稽古に入ったら、その稽古は忘れないです。やっぱり緊張感ですよね。特に先輩と一緒になるときは、2度とやらせちゃいけないって同じことを考えますよ」
一蔵「じゃあ、こんな素敵な方とちょっと共通点が(笑)」
このあとは、石丸さんが子どもの頃によく聞いた歌手の話や、劇団四季時代、そして現在の活動について深堀りした。