20万本のコスモス可憐に 上越市塩屋新田の関川河川敷で見頃迎える
新潟県上越市塩屋新田の関川河川敷に今年もコスモスが可憐に咲き、訪れる人たちの目を楽しませている。関係者によると例年に比べてコスモスの生育は約2週間遅く、2024年11月13日現在で5分咲き。
《画像:関川河川敷で可憐に咲くコスモス(11月14日撮影)》
約1haにピンク、白の20万本のコスモスが咲く。毎年同地の環境整備や花の栽培、管理を行うのは「リバーサイド夢物語」(事務局・NPO法人徳合ふるさとの会)。26年前、代表の塚越秋三さん(70)が河川敷対岸にある新潟労災病院の入院患者を元気づけようとコスモスを植え始め、2006年からは同グループ、国交省高田河川国道事務所、同市の3者がボランティアサポートプログラムの協定を結んで活動。近年では市立春日新田小4年の児童たちも協力しており、今年は9月第1週に種をまいた。
《画像:天気の良い日はコスモスを鑑賞しながら河川敷の散策もおすすめ(同)》
11月13日は同小4年生58人によるコスモスコンサートが開かれ、合唱、合奏で訪れた人たちを楽しませた。翌14日は好天に恵まれ、朝から市民らが河川敷を散歩しながらコスモスを眺める姿も多く見られた。
《画像:春日新田小4年生によるコスモスコンサート(11月13日)》
ロードバイクで河川敷を眺めていた市内の男性(82)は「天気の良い日は毎日ここを通る。今年は少しコスモスが少ない気もするが奇麗。この光景をもっと多くの人たちに知ってもらいたいと思う」と話した。
《画像:今年は11月いっぱい鑑賞できるという》
塚越さんによると満開は週明け。天候にもよるが、今月末までは鑑賞できるという。
今月中は午前8時30分から午後5時まで、河川敷の駐車場を開放している。雨天中止。同市藤野新田の「興和」脇の取り付け道路から堤防道路に入る。