平塚市 「はるみ」収穫ピーク 新米「焦らず買って」
平塚産のブランド米「はるみ」が収穫シーズンを迎えた。平塚中央ライスセンター(平塚市飯島)の代表取締役の二宮敏郎さん(70)は、黄金色に輝く稲穂を前に「今年もおいしいはるみができた」と目を細めた。
例年続く猛暑やジャンボタニシなど、米農家にとって悩みの種はあったというものの、「味については問題なし」と太鼓判を押す。もちもちとした食感が特徴で、「冷めてもおいしい」という評判の通り、「おにぎりがおすすめ」と二宮さん。
今年9月から給食センターが稼働したことで、地元のはるみを使った米飯給食が増えており、二宮さんは「孫にも、『給食ではるみ食べたか?』とよく尋ねている。子どもたちに食べてもらえるのはうれしい」と顔をほころばせる。
はるみの新米はあさつゆ広場などで販売中。米不足が全国的に話題となる中、二宮さんは「焦らず、食べる分だけ買ってもらえれば」と話していた。