妙高市赤倉の「ホテル十二屋」破産開始決定 負債は2200万円
新潟県妙高市赤倉の宿泊業「ホテル十二屋」(資本金300万円)が2025年2月21日、新潟地裁高田支部から破産手続き開始決定を受けた。東京商工リサーチ高田支店によると、新型コロナウイルスの影響による関連倒産で、負債は約2200万円が見込まれる。
同社は1991年10月に設立された有限会社で、赤倉温泉スキー場近くで「ホテル十二屋」を運営していたが、近年のスキー客減少から稼働率が低下し、2019年には建物が差し押さえられるなど資金繰りが悪化していた。さらに2020年からの新型コロナの感染拡大でスキー客が激減して業績低迷に歯止めがかからず、2024年3月にホテルを売却。同年6月に事業を停止していた。