“令和の峰不二子”が“令和のキューティハニー”に変身!ショートドラマ『キューティーハニー BELOVED ENEMY』阿部なつきさん、橋本梨菜さんインタビュー
『キューティーハニー BELOVED ENEMY』がDMM TVの新サービス・DMMショートにて2025年11月25日(火)より配信されます。
1973年に永井豪先生による原作漫画が誕生し、テレビアニメ・実写映画・舞台など長年にわたり様々なメディアミックス作品が展開。世界中に多くのファンをもつ人気シリーズ『キューティーハニー』が令和にショートドラマとして帰ってきました。
本作の主人公・如月ハニー役を務めるのは、SNS総フォロワー数430万超えのインフルエンサー・モデルの阿部なつきさん。ハニーのライバル・黒尾豹子役を務めるのがグラビアアイドル・タレント・YouTuberなど広く活躍する橋本梨菜さん。若い世代を中心に人気なお二人とだけあって、SNSで見たことがある方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は阿部なつきさん、橋本梨菜さんにインタビューを実施。『キューティハニー』の印象やショートドラマの魅力、撮影の裏話などを語っていただきました。
【写真】『キューティーハニー BELOVED ENEMY』阿部なつき、橋本梨菜インタビュー
“令和の峰不二子”が“令和のキューティハニー”に!
──作品のオファーが来た時の印象をお聞かせください。
阿部なつき(以下、阿部):たくさんのファンの方がいる作品の国民的キャラクターを演じさせていただくということで、プレッシャーはもちろん感じてはいたのですが、それ以上に令和の『キューティーハニー』を演じるのが面白そうって思いました。
普段、私を“令和の峰不二子”って呼んでくださってる方が多いので、令和の峰不二子が令和の『キューティーハニー』を演じることで、ファンの皆さんに喜んでいただけたら嬉しいなと。
橋本梨菜(以下、橋本):『キューティーハニー』という作品に出させてもらうというのを聞いたとき、本当に嬉しかったです。悪役や敵役というのも好きなのでそれも嬉しかったですね。あとは体を動かすこともすごく好きなので、久しぶりのアクションではあったんですけど、そういう作品に出れるっていうのは嬉しかったです。
──ファンにとってもインパクトが大きい発表でしたが、その時の反応はご覧になりましたか?
阿部:歴代のハニーを演じられた方もすごく有名な方ばかりなので、おめでとうという言葉をいただきました。X でも「想像してた衣装だ」とか「峰不二子がキューティーハニーで面白いね」とかポジティブな感想が多かったのですごく嬉しくて。
──『キューティーハニー』という作品の印象は?
阿部:小さい頃からアニメを見たり、親が持っていたグッズを一緒に使ってたりしていたので、すごく思い出のある作品です。カラフルな印象がありますし、可愛い世界観で、なおかつ強さに惹かれる印象がありました。
橋本:私は男性が好きなセクシーなアニメみたいなイメージでした。今回、台本を読んだり、他の『キューティハニー』も観させてもらって、“空中元素固定装置”とかそういうワードが出てくるなんて正直知らなかったんです。内容も深くて大人も楽しめるような部分も入ってるんだなって思いました。
──縦型ドラマ、ショートドラマの魅力をお聞かせください。
阿部:すごく手軽にスピーディーにテンポよく楽しむことができるので、忙しい中の空き時間で手軽に観て、元気が出る作品になったんじゃないかなと思います。 私はありがたいことに SNS で有名にならせていただいた身ではあるので、こういったショートドラマで演じさせていただくのは、まさに令和の『キューティーハニー』になるなと思いました。
橋本:最近は有名な方々もこういう縦型ドラマに出られているので、新しい時代だなと。そういう時代だからこそ、今の若い方にも見てもらえるんじゃないかなって思います。
──ショートドラマならではの展開などはあります?
橋本:とても展開が早いです! あとは縦画面で画面にぎゅっと詰まっているからこそ、迫力とか臨場感がある映像になっていると思います。
ハニーの声優・増山江威子さんに運命を感じた
──演じる役の好きな部分はどこですか?
阿部:アニメを拝見していたのですが、ハニーの可愛らしくもあり強い声がものすごく好きです。それを実写化しなければいけないので、声はものすごく練習しました。
ハニーの声優は、峰不二子の声優さんでもある増山江威子さんで、すごく運命的なものを感じてたので、かなり気合を入れて練習しました。ハニーのかわいらしさをどう表現すればいいのかなって考えながら表情とかまでアニメ見ました。イメージできない部分はありますけど、それは自分らしさが出るかなと思っていて。ハニーに近づける努力をしていました。
──橋本さんはいかがでしょう?
橋本:自分をすごく持ってる頭のいい女性という部分で個人的には憧れています。強い心の持っていることはすごい素敵だなと思いますし、本当は愛というものを知ってるキャラなので、なんかいいなと。
どちらかというと私はネガティブな部分だったり、不安になる瞬間っていうのが結構あったりはするので、ああいう強い女性になるのは憧れの一つではあります。
──逆に、お互いのキャラの印象は?
阿部:ハニーからしたら大好きなお姉さんです! 憧れる強さみたいなものを持っていて、頼れる姉貴的な存在なのかなと思っています。
橋本さん自身もすごくフランクに裏表なく現場でも過ごしていて、同じように頼れるお姉さん的存在だなと思っています。そのおかげかすごく撮影が楽しかったですし、安心して撮影できました。
──キャラとリンクしているということですね。橋本さんからの印象はいかがでしょう?
橋本:ハニーは可愛くて、か弱くて、何度もミスを繰り返して強くなっていくところがヒロインという感じがして、本当にかっこいいと思います。
阿部さんの個人的な印象はとてもストイックだなと思っています。現場が長くなって疲れた後、お弁当食べるタイミングで阿部さんがお豆腐を食べてたんです。私はこういうとき勢いよくお弁当食べちゃうタイプなので驚きでした。それでこのボディを保ってるんだなって思って。
──SNSでストイックさを拝見していましたが、そこまでとは思いませんでした。
橋本:「ラーメンとか食べないんですか?」って聞きましたもん。
阿部:ラーメンは10年ぐらい食べてなくて。いつ解禁しよう……。ラーメンの味も覚えてないかもしれない。
──撮影現場で他に印象的な出来事があれば教えてください。
阿部:撮影時期が 8月だったのですが、音声の関係で空調使えなくて、だからみんなで「暑いね」みたいに言いながら扇風機をお互いで向け合ったりとかして。今思い返せば大変だったけど、青春みたいで楽しかったなと思います。
橋本:私はちょうど撮影の時に誕生日だったので、皆さんにお祝いしていただきました。すごく歴の浅い関係なのにも関わらず、忙しい時に私のお祝いなんてしていただいて、すごい嬉しかったですし、印象的でした。
11パターンの衣装チェンジ! お気に入りの衣装は?
──阿部さんは様々な職業の役柄を演じていましたよね。
阿部:全部で11パターンぐらい着替えたんですけど、OLやプロレスラー、オタクまでとても幅広くて。一つ一つに合わせて、声のトーンや表情を作るのはものすごく意識しましたし、正直難しかったです。
──監督から要望は?
阿部:自由にやらせていただきました。ガンガン自分のままにできたかなと思います。
橋本:私は、悪役だからこそ怒ったり、キレたり、叫んでるシーンがすごく多かったですね。現場ではずっと声が大きかったと思います(笑)。あとは、変身した時は仮面をつけて戦ってるので視界がすごく狭くて……。その中でのアクションは苦戦した部分でしたね。
──この衣装でアクション……難しそうですね。
橋本:練習の時は動きやすい格好で練習をして、いい感じになったと思っていたのですが、やっぱり本番で衣装を着ているとウィッグやヒールというのもあって、動きとしては難しい挑戦でした。
──視界が悪いとお話していましたね。
橋本:それが一番大変だったかなとは思います。剣を振り回すとか、めっちゃかっこよく決めているつもりが、自分の剣が自分に刺さるみたいな瞬間もありました(笑)。
──橋本さんからアクションシーンの話がありましたが、阿部さんはアクションシーン初挑戦ですよね。
阿部:初めてだったので、アクション指導がみっちり丸一日あったんですけど、一日で覚えられるのか? っていう不安はありました。ですが実は私、剣道を小学校の時に習っていて、初段を持ってるので剣の扱いはアクション監督に褒めていただけて、ものすごく嬉しかったです。
──阿部さんは11パターン着替えたといっていましたが、特にどの衣装がお気に入りですか?
阿部:本当にどれも可愛すぎて……。正直選べないのですが、まずはこのキューティーハニーの衣装ですね。原作と近いし、この衣装を着るために少しだけ太って、女性らしいメリハリのあるボディを作るのを意識しました。
あとはプロレスラーの衣装も好きです。キラキラとしたシルバーで可愛い衣装なのですが、演技では口調を荒くしていて、そのギャップも見どころかなと思ってます。
──橋本さんは悪役として仮面なども着用していますが。
橋本:あまりこういう衣装を着る機会がないので、普段の自分と全く違った役になれるのが楽しかったです。仮面をつけて、ウィッグをかぶって全身ボディースーツを着ると悪役になれるというか、気分が入れ替わるのが楽しかったです。
──見られる職業をしているお二人から見て、今回の衣装はどうでしょう?
阿部:想像してたハニーでかわいらしいなっていうのは大前提でありつつ、私はくびれを褒めていただくことが多いし、そういうのがわかる洋服を着ることが多いんですけど、まさにこのラインとかはすごくくびれを綺麗に見せてくれるなと思って、お気に入りです。
橋本:本当に数センチ単位でいろんなところをちょっとずつ変えてくれましたね。「こっちの方が細く見えるんじゃないか」「こっちの方が動いた時に安定するんじゃないか」とか。 動くのでギチギチすぎても厳しいのですが、でもゆとりがあるよりはぴったりしてる方が綺麗に見えるので、素材とかもこだわって作ってもらいました。
“令和のキューティハニー”は男性だけでなく女性にも見てほしい
──演技という仕事の印象は?
阿部:私は演技の経験が 2年ぐらいなんですけど、一番好きなお仕事と言っても過言じゃないです。元々、喜怒哀楽がはっきりしてて、感情を出すことが得意な方ではあるので、そこを仕事にできるっていうのと、台本を読んで役をイメージする時間も集中できて、すごく大好きなお仕事です。
橋本:普段の橋本梨菜とは全く違う人間になれるのが一つの魅力かなと思っています。あと、私的には今までで一番セリフを覚えたんじゃないかなと思います。限られたスケジュールの中で整理しながらセリフ覚える方法を見つけた気がするので、新しい役にも挑戦してみたいなと思いました。やっぱり達成感があるので、そういうところも好きです。
──これからやりたい役柄はありますか?
阿部:この子と言ったらこういう演技っていうのを皆さんに覚えてもらえるように、あざとい役をやりたいです。男性を翻弄するような役とかにも挑戦してみたいなと思います。今回のようにショートドラマで演技することが多いのですが、これからは長尺のドラマや映画もやれたら嬉しいなと思います。
橋本:この見た目なので、割とギャルっぽい役だったり、悪役とかが多いんですけど、自分がやらなそうな役をやってみたいですね。あとはやらなそうではないんですけど、マフィアとかやりたいです(笑)。
──愛や平和というテーマのドラマでしたが、撮影を通じて得られたものがあれば教えてください。
阿部:ハニーからはすごく力強さを感じています。今って、SNSなどに影響されて、周りの風潮に知らないうちに流されてるしまってることもあるけど、ハニーは自分の正義を貫いていて、すごくかっこいいなって思いました。それに可愛らしさもあって、自分の正義を押し付けてる感じもしなくて。そういう女性に私もなりたいなと思いました。
橋本:時代がいろいろ変わって、考え方とかいろんなことが変わっているけど、昔から愛とか平和っていうのは変わらないじゃないですか。そういったことを思い出させてもらえるような作品だったなと思います。
女性が強いし、輝けるっていうのは、この作品を通して皆さんに伝えられることなんじゃないかなと思います。
──最後に、これから作品を見る方に向けてメッセージをお願いします。
阿部:ハニーの女性としての強さがすごくわかる作品で、まさに令和のキューティーハニーだなというものになっていると思います。そんな素敵な女性を演じられてものすごく嬉しかったです。男性はもちろん、女性にも楽しみに見ていただきたいなと思います。
橋本:「キューティーハニーってセクシーだよね」「アニメ面白かったよね」っていう感覚だけじゃなく、今時に作られてる部分もすごく多くて、男性だけじゃなくて女性が見た時も違った観点で背中を押してもらえるような作品かなと思います。ぜひ見ていただきたいです。
──ありがとうございました!
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