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防火意識の高揚へ 65歳以上から「防火標語」を募集

サンデー山口

 県民の防火意識高揚を図ろうと山口県などは、豊富な人生経験と知識を持つ65歳以上の県内在住者から、「防火標語」を募集している(山口県、山口県消防協会、山口県消防クラブ連合会主催)。

 

 全国の火災による死者数は毎年1500人前後で推移しており、うち約1000人が住宅火災によるものだ。そして、その7割以上を65歳以上の高齢者が占めている。そのため、特に高齢者における火災予防意識を高めようと、毎年実施されている。

 

 「作品課題」は、①住宅防火(特に住宅用火災警報器)に関するもの②放火火災の防止に関するもの③防炎エプロン(炎に触れても火がつきにくく、燃え広がらない素材を使用したエプロン)の普及に関するもの④その他火災予防に関すること(山火事予防に関するものは除く)の4種類。

 

 応募は、作品(標語)、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、年齢(生年月日)、電話番号を明記して、管轄の消防本部に郵送、または最寄りの消防署(所)に持参する。山口市民の郵送先は、山口市消防本部予防課予防担当(〒753-8650 山口市亀山町2-1、TEL083-932-2605)で、締め切り(当日消印有効)は2025年9月18日(木)。応募は1人1点まで。

 

 寄せられた作品は、管轄の各消防本部で1次審査が行われ、優秀と認められた作品が山口県での2次審査に進む。そして、最優秀賞1点、優秀賞2点、優良4点が2025年3月までに決定。最優秀作品は、2026年度の山口県火災予防ポスターに使用される。

 

 山口市における2024年における火災発生件数は46件で、過去10年間では最も少なかった。内訳は、建物25件、林野2件、車両4件、その他15件。死者は3人で、負傷者は5人だった。

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