「多様性社会」を楽しみながら学ぶ。あつまれ未来の名探偵~きみは真実を見抜けるか~【茨城県守谷市】
去る6月2日、もりや学びの里(茨城県守谷市坂戸井2418)で、ダイバーシティ&インクルージョン(多様性社会)についてゲーム感覚で学べる体験型アトラクションが開催され、多くの親子が参加しました。
6つのアトラクションで疑似体験
体験型アトラクションは全部で6つありました。
「ダークチャレンジ」では、白杖を持ち、ゴーグルを身に着けて視覚障害を疑似体験しながら、視覚を使わない意思疎通ゲームを行いました。
聴覚障害を疑似体験す「サイレンスチャレンジ」では手話に挑戦。
聴覚に頼らないコミュニケーションの大変さを学びました。
廊下に隠されたクイズに挑戦する「ろうかクイズQ」や、イラストを見て頭に浮かんだ性別を当てるゲームに挑戦する「ジェンダーチャレンジ」、文化による違いに関するクイズに挑戦する「ワールドチャレンジ」では、性別や役割、文化の違いによるアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見や思い込み)について学びました。
「ファイナルチャレンジ」では身体障害を疑似体験。
車いすに乗って迷路に挑戦し、移動の難しさを学びました。
みんな違っていい!普通って何だろう?
イベントを企画したのは、茨城南青年会議所ダイバーシティ推進委員会委員長の櫻田千尋さん。
企画に当たっていろいろと調べている時に、茨城県は、いじめの件数が47都道府県中9位と知りました(2021年総務省「日本全国いじめ認知ランキング」)。
そこで、ダイバーシティを推進することがいじめ問題の解決につながると考えたという櫻田さん。
「いろいろな人がいる。『普通』は人によってさまざま、みんな違っていてもいい、違っている人も受け入れようということを、この6つの体験から実感してもらえたらうれしいです」と話してくれました。(取材・執筆/新川)