下野谷小児童 スプレーで壁画制作に挑戦 小野町のアートフェスに協力
市立下野谷小学校で10月18日、4年生の児童たちがアーティストの協力で壁画を完成させた。地域をアートで盛り上げるプロジェクトに参加したもので、カラフルなスプレーで壁画を仕上げた児童からは「初めての体験でとても楽しかった」などの声が聞かれた。
児童が参加したのは、小野町周辺でアートによるまちづくりに取り組む「weTREESTSURUMIプロジェクト」による壁画アートフェス「鶴見パブリックアートプロジェクト」。同実行委ではこれまで同町周辺をピンクのメッセージで染めるイベントなどを実施してきたが、今年から更に取組みを広げ、「壁画を描こう!新しい街の顔」をテーマに同町周辺だけでなく、下野谷小や本町通の横浜市国際学生会館など16カ所で壁画アートを制作した。
同校に描かれた壁画の題名は「イエローサブマリン・フィッシュの森と航海」。制作にあたっては区内在住のアーティスト、原倫太郎さんと原游さんが協力。スプレーを吹きかけるステンシルアートの手法で色とりどりの魚や動物を描き上げると、児童たちから喜びの声が上がった。
壁画ツアーも実施
同実行委は26日、同プロジェクトのお披露目として16カ所の壁画を巡るツアーを実施。アーティストたちも参加して、それぞれの作品の意図やこだわりなどを説明し、参加者の興味を引いた。
また、同日には近隣の公園でマルシェやワークショップも開かれ、アートや買い物、飲食などを楽しむ地域住民たちでにぎわった。同実行委の服部宏昭委員長は「様々な所にアートがあることで、まちが全体的に明るい印象になる。次回からは鶴見全体を巻き込んで行うことができれば」と思いを語った。