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東ちづる、妖怪の妄想、空想の数々が書籍化。社会へのメッセージも

文化放送

大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日13時~15時30分)、9月25日の放送に女優・東ちづるが出演。子供のころから妄想、空想し、書籍化も叶ったという「妖怪」について語った。

東ちづる「(紹介する本は)『妖怪魔混大百科(ようかいまぜまぜだいひゃっか)』といいます。子供のころからリアルな友だちが苦手だったんですよ。妄想、空想の友だちをつくっていて。謎の生物である友だちがどんどん妖術も使えるようになって、私自身も妖術が使えるような妄想、空想をして。絵にも描いていたんです」

大久保佳代子「オリジナルの妖怪をつくって?」

「オリジナルでもあるし、平安時代、江戸時代からいるとされている、水木しげるさんたちで有名になった、いったんもめんやぬりかべなども自分流でオリジナルに。解説も現代風にして遊んでいて。SNSにそれを出したら、複数の出版社から『本にしませんか』と言われて。『何体ぐらい可能ですか?』と聞かれたら『無限に!』と答えて。イラストを描いて解説も現代風に社会風刺を入れて。ネガティブなことは妖怪の仕業にして、ポジティブなことは妖怪のおかげにすると浮足立たない」

大竹まこと「子供のころから、ということは、ほかのリアル友だちとの苦手さも影響しているんですか?」

「そうです。クラス替えがある度に周りの大人が『お友だちできた?』。あれが怖かったんですよ。子供が苦手な子供だったんです」

大竹「『妖怪魔混大百科』はいつから書き始めたんですか?」

「普段から書いてはいました。本格的に書き始めたのは2年前かな、本にしましょうと言われて、わかりました! と張り切って。オリジナルと皆さんご存じの妖怪を混ぜながら書いて。あかなめという妖怪、昔々はお風呂をきれいにしないと垢をなめに来るからね、という戒めだったんです。いま私が書いているのは清潔にするための妖怪で、不潔な子がいたらテロン、とそよ風のようになめてきれいにする、その子は友だちが増える」

大久保「うん」

「ではなぜ不衛生だったんだろう、もしかしたらネグレクト、育児放棄だったのかも。ということを周りの親が気づいて児相に相談に行くという」

大竹「そんなに深い話だったの!?」

「説教っぽくなることも妖怪を通じて、ね」

大久保「入口にして」

「貧困の子たちいますよ、とか。昔は明るいうちに帰ってこないと、いったんもめんが飛んできて首や体を絞めるんだよ、と脅していた」

大久保「早く帰りなさい、と」

「でもいま明るいじゃん。街灯がいっぱいあって。昔のことは通じない。だから私のいったんもめんは、シルクに憧れている、ということにしました」

大竹「木綿がシルクに憧れて」

大久保「社会的なメッセージは?」

「ない。ないものもある」

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