“カルト教祖”オースティン・バトラーが、SNS上で陰謀論を熱弁&拡散『エディントンへようこそ』特別映像
『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』『ボーはおそれている』に続き「A24」製作で贈る、アリ・アスター監督の最新作『エディントンへようこそ』が、12月12日(金)より公開される。このたび、オースティン・バトラー演じるカルト教祖ヴァーノンが、SNS上で陰謀論を熱弁&拡散する「扇動動画」が解禁となった。
暴力、陰謀論、SNSの暴走がすべてを焼き尽くす“炎上スリラー”
本年度「カンヌ国際映画祭」でコンペティション部門に招待され世界中で話題沸騰の本作。主演を務めるのは、『ジョーカー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックス。前作『ボーはおそれている』に続くアリ・アスターとのタッグとなる。共演は、今夏全世界で大ヒットした『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』で話題を呼び、A24史上No.3の大ヒットを記録したロマンティック・コメディ『Materialists』などで人気急上昇中のペドロ・パスカルや、『ラ・ラ・ランド』『哀れなるものたち』で「アカデミー賞」主演女優賞を受賞したエマ・ストーンのほか、『エルヴィス』で「ゴールデングローブ賞」主演男優賞(ドラマ部門)を受賞したオースティン・バトラー、さらに「ゴールデングローブ賞」受賞の大ヒットドラマ「イエローストーン」シリーズのルーク・グライムス、「トニー賞」受賞のディードル・オコンネル、『ブルー・ストーリー』で「英国アカデミー賞」EEライジング・スター賞受賞のマイケル・ウォードら実力派が揃い、アリ・アスター作品史上最も豪華なアンサンブルが実現。
映像は、オースティン・バトラー演じるカルト教祖ヴァーノンがSNS上で陰謀論を熱弁、拡散する「扇動動画」。「我々は侵略されている」「人間の思考が消されつつある」「新しい神が現れた」と過激な言葉を連ね、人々の不安と怒りを巧みに煽っていくースクリーン越しに伝わるその狂気とカリスマ性は、まさに人を惑わすカルト教祖そのもの。バトラーの妖しい存在感が圧倒的なインパクトを放っている。
アリ・アスター監督はヴァーノンについて「ハーメルンの笛吹きのような人物」と表現する。「インターネット上の“クレイジーな人々”を単に反映させるのではなく、より包括的で、漠然とした存在にしてほしい」とバトラーにはリクエストしたという。ヴァーノンはインターネットによって作り出された“実体のない存在”であり、「彼が何を考え、何を訴えたいのかはわからない。ただ、人々に“答え”を与えようとするんだ」と監督はその意図を明かしている。また、今回アリ監督作品に初参戦となったバトラーは「アリのように、豊かで複雑かつニュアンスのある登場人物を描ける人は貴重だ。決まった枠に押し込むのではなく、両手でしっかり支えてくれるようなイメージだね」と演出に対する信頼を語っている。
『エルヴィス』(22)でエルヴィス・プレスリーを演じ、アカデミー賞や全米映画俳優組合賞にノミネート、英国アカデミー賞主演男優賞とゴールデングローブ賞(ドラマ部門 主演男優賞)を受賞したバトラー。『デューン 砂の惑星 PART2』(24)での悪役も記憶に新しい。いま最も勢いに乗る彼が、アリ・アスター監督との初タッグで魅せる新たな境地に注目したい。
『エディントンへようこそ』は12月12日(金)より全国公開