『あまり鳴かない』ことで知られる猫種6つ 逆におしゃべりな猫種もいるの?
1.ロシアンブルー
ロシアンブルーは「ボイスレスキャット」として知られるほど、あまり鳴かない猫種です。ブルー(艶やかなグレー)の被毛で瞳はグリーンで、見た目はとても上品。従順で、穏やかで賢く、ほとんど鳴かないロシアンブルーは飼いやすいタイプの猫種です。
2.アビシニアン
アビシニアンはエチオピア原産の短毛猫。クレオパトラに愛されたとも伝えられている猫種です。その鳴き声は小さく、「小鳥のさえずり」みたいと表現されることもあります。またアビシニアンの長毛種である「ソマリ」もあまり鳴きません。
3.ペルシャ
猫の王様と呼ばれる「ペルシャ」もあまり鳴かないと言われている猫種です。正確は穏やかで、ゆったり過ごせる環境を好み、鳴くときは静かに歌うように声を出します。「鈴を転がすような声」と言われることもあります。
4.ヒマラヤン
ペルシャとシャムがルーツであるヒマラヤンも、ほとんど鳴き声を出さない猫種です。声を出したときの鳴き方は「ニャー」ではなく、「グルルルッ」「ブルァッ」など、しゃべるような感じで鳴くと表現されることもあります。ただしルーツの1つである「シャム」は、よくお喋りする猫種であることを覚えておきましょう。
5.エキゾチックショートヘア
鼻ペチャで「ブサカワ」と呼ばれることのあるエキゾチックショートヘア。一見、強面なお顔ですが、性格は温厚な子が多く、静かで飼いやすいといわれています。エキゾチックショートヘアもあまり鳴かないとされる猫種で、たまに出すのは「んにゃ~」とやや高めの声。
6.サイベリアン
サイベリアンは「犬のような猫」といわれる猫です。しかし犬のような鳴き方をすることはありません。温厚で人になつき、賢いという意味で犬を例に出しているのです。
猫としては大柄で、ロシアン原産なので被毛もボリューミー。たくましく見えますが、甘えん坊の一面もあります。基本的にはほとんど鳴きませんが、飼い主さんに話しかけたくて声を出すこともあります。
あまり鳴かないと言われている猫種でも個体差がある
ラグドール
名前に「ぬいぐるみ」という意味をもつラグドール。愛情深くて愛嬌があり、穏やかでおとなしい性格といわれています。鳴き声は「クルッ」とか「ミッ」などの震え鳴きが多いようです。飼い主さんの中には、数は多く鳴かなくても「声はわりと大きい」との感想をもつ人もいます。
ノルウェージャンフォレストキャット
ノルウェージャンフォレストキャットも、大柄で長毛で、あまり鳴かないとされている猫種です。鳴くとしても「ニャーン」とは鳴かず、「キュルル」や「クルル」といった震え鳴きです。しかし中には「ノルウェージャンはよく鳴く」と話している飼い主さんも数多くいます。
メインクーン
猫界でも最大級といわれ「猫の巨人」との異名をもつメインクーン。大柄な体型とはうらはらに、性格は温和で人懐っこい猫種です。しかしメインクーンは飼い主さんとのコミュニケーションを得意とするため「クルル」など、声を発することもしばしば。基本的には鳴くことは少ないようですが、性格や状況によっては激しく鳴くこともあるそうです。
よく鳴く猫
猫の中でも「おしゃべりな猫ちゃん」と言われているのは、シャム猫やベンガルです。
シャム猫は高貴で気高いイメージがありますが、実は甘えん坊の性格です。飼い主さんとお話がしたくて、大きな声を出してしまうのかもしれませんね。
ベンガルの性格も人懐っこくてフレンドリーで甘えん坊。自己主張もはっきりしているので、よく鳴きます。またコミュニケーション方法は、人の顔を見て鳴くという特徴があります。
シャム猫もベンガルも、よく鳴くだけではなく、声も大きい方なので「よく喋る猫」といわれています。
まとめ
「あまり鳴かない猫種」を紹介しましたが、猫にも個体差はあります。先述した「あまり鳴かない猫種」の中でも、ご飯を欲しがるときはよく鳴くという声もあれば、寂しいときに喋り出すという体験談もあります。
猫は「要求」をするシーンで鳴く事が多いため、食事やトイレ、スキンシップなど猫のキモチを事前に察知することで、「鳴きにくい猫」に育てることもできます。
また先住猫や同居猫が鳴くことで要求を通していると、それを見た新入り猫も鳴きやすくなることがあります。もし、住宅環境や住まいの事情で「比較的鳴かない猫」を希望している場合は、猫種に限らずお世話の仕方や接し方などにも気を遣うとよいですよ。