【注目】神戸の『かつ丼 吉兵衛』が関東初上陸! 池袋店で「三大かつ丼」を食べたら吉兵衛の特徴がわかった
聞くところによると兵庫と大阪には『かつ丼 吉兵衛』という、名の知られたカツ丼屋があるそう。ちなみに吉兵衛の読み方は「きちべい」ではなく「よしべい」だから覚えておこうな。
2025年6月16日、その『かつ丼 吉兵衛』が関東に初上陸を果たすという。「かつや」と「松のや」の熾烈なカツ丼戦争に『かつ丼 吉兵衛』は割って入れるのか? これは気になる……。
・ぶっ飛んでる系?
1979年、神戸の三宮で創業したという『かつ丼 吉兵衛』。現在、兵庫県に5店舗、大阪府に2店舗を構えるトンカツ及びにカツ丼の専門店で、関西エリアでは名の知られたお店のようだ。
大阪出身の中澤記者も『かつ丼 吉兵衛』を知っており、聞けば「なんかぶっ飛んだカツ丼屋なんですよ」とのこと。彼が1度食べたという「まんぷく定食」は「とんかつ + カツ丼 + そば」で構成された「ずっとカツのターン」の定食だったそうだ。
・池袋にオープン
さて、その『かつ丼 吉兵衛』が関東第1号店をオープンするのは、B級グルメの超激戦区・池袋東口エリア。蒙古タンメン中本・鬼金棒・スパゲッティーのパンチョ……などなど、多くの有名店が凌ぎを削るB級グルメの聖地である。
三度のメシよりB級グルメ大好き人間として、これは気になる……! というわけで『かつ丼 吉兵衛』に問い合わせたところ、オープン前のお店にお邪魔させてもらえることになった。やったぜ!!
んで、当日。JR池袋駅からサンシャイン方面に歩くこと5分くらい、サンシャインの手前、常に女性たちが行列を成しているオムライス専門店「yellow池袋」の隣に『かつ丼 吉兵衛 池袋東口店』があった。
・3大かつ丼
今回は『かつ丼 吉兵衛』の名物のかつ丼3種類を試食させてもらうことに。メニューを見てみると『かつ丼 吉兵衛』では肉肉しい「肩ロース」と、あっさり系の「背ロース」が選べるようだ。やがて到着したのは……
玉子とじかつ丼
ソースかつ丼
韓辛味噌マヨカツ丼
これが吉兵衛の3大名物かつ丼DA!
今回は全て肩ロースの並盛で、価格は980円。その他には「カレーかつ丼」「厚切りハムかつ丼」「ミンチかつ丼」などがあり、もちろん丼ではない定食も一通り揃っていた。
・肉とお出汁
で、肝心のお味はと言うと、どれも揚げたてサクサクで「玉子とじかつ丼」でも衣のサクッとした食感が感じられる。肉は豚の旨味が強く、肩ロースならではのシャキッとした歯応えが心地いい。
また総じて甘めの味付けでは無く“お出汁が効いてる系”であることが吉兵衛の特徴なのだろう。店長さんいわく玉ねぎを入れていないのも「豚肉やタマゴの甘さを引き立てたいから」とのことだ。
個人的なオススメは「ソースかつ丼」で、カツそのものの美味しさを感じられるだけでなく、キャベツの下にかかったお出汁が丼としての一体感を演出していた。からしを付けて食べるとめっちゃウマい。
さらに女性に人気だという「韓辛味噌マヨかつ丼」も、パンチ力があるイメージ通りのお味。いずれもソースやタレの味にカツが負けておらず、肉の味がしっかり感じられたことが好印象であった。
・戦えそう
総じて『かつ丼 吉兵衛』は「肉とお出汁が特徴的なかつ丼」といったところだろうか? 他にも面白そうなメニューがチラホラあったので、いずれ別の機会に試してみるつもりだ。
というわけで、関東初上陸を果たす『かつ丼 吉兵衛』についてお知らせした。少なくともB級グルメの聖地・池袋東口でも戦えそうなポテンシャルは余裕である……と思う! 気になる人はぜひ1度お試しあれ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 かつ丼 吉兵衛 池袋東口店
住所 東京都豊島区東池袋1-27-5 関口ビル1階
時間 11:00〜22:00
定休日 不定休
取材協力:かつ丼 吉兵衛
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.