国際センター|昔ながらのシンプルな味わいにほっこり♪商店街の中にある昭和の時代から続く麺処
戦前や戦後直後から長く続いている、名古屋市内の商店街。
歴史の長い商店街には、昔と変わらない姿で営業を続けているお店がたくさんあります。
今回お足を運んだのは、円頓寺本町商店街で昭和の時代から営業を続ける麺処。
つるんとしたのど越しが心地よい名古屋グルメ・きしめんをいただきながら、優しく可愛らしい年配のご夫婦とおしゃべりを楽しんできました。
のど越しの良いシンプルなきしめんが美味しい!昭和の時代から円頓寺本町商店街で営業を続ける麺処「めん処 二ツ玉」
ディナーを求めて商店街をランダムウォーク!この日は麺料理をいただくことに
名古屋滞在時に限らず、出張中はもっぱら外食に頼りきりになってしまいます。
この日も夕ご飯を求めて、滞在先から近い円頓寺本町商店街をうろうろランダムウォーク。そんなときに出会ったのが、今回美味しいきしめんをいただいた「めん処 二ツ玉」さんでした。
お店の前に並ぶたくさんの麺料理の食品サンプルに惹かれ、思わず足を止めたのが同店の入口前。
この日は雨が降って湿度は高いものの、ほんのりと肌寒さを感じていたこの日。温かいものを食べるべきか、それともさっぱりと冷たい麺をいただくべきか…、悩みますね。
とりあえず入店してみてからお店の方におすすめを聞いてみようと考え、食べるものを決めずにそのまま入店しました。
うどんやそばをはじめとした麺類と豊富な種類の丼物を提供する麺処
店外のショーケースに並んでいたのは麺類が中心でしたが、メニューを見てみると、丼物やカレーなどご飯を使った料理も充実しています。
価格はいずれも1,000円以下。昭和後期の創業時よりも値上げを繰り返してはいるものの、昔からお店へ足を運んでくれるお客さんが気軽に立ち寄れるよう、できるだけ価格は抑えているとのこと。
丼物も提供する麺処という営業形態から、昨今の小麦や米などの値上げによって厳しい現状に置かれている同店。そんな状況下でも、お店へ足を運んでくれるお客さんにできる限り恩返しできるよう、全体的に低価格で食事を提供する努力を惜しまないのだそうです。
夏場は“冷”で、冬場は“温”!のど越しの良いきしめんをいただくことに
●きしめん 600円(税込)
昔からの常連さんが多く、特段人気の高い商品が決まっていないという同店。それでも“麺処”という営業形態から、やはり麺料理をオーダーするお客さんが多いようです。
豊富な商品ラインアップにしばらく頭を悩ませましたが、今回は名古屋メシの定番のひとつ「きしめん」をいただくことにしました。
ちなみに同店のきしめんは、気温が高い時期は冷たいものを、冬の間は温かいものが基本的に提供されています。
希望があれば聞いてもらえることもあるので、夏に温かいものを食べたいときや冬に冷たいものを食べたいときなどには、お店の方へ相談してみましょう。
ナゴレコのライターとして活動するその前から幾度も名古屋を訪れる機会はあったのですが、実はきしめんをお店で食べるのはこれが初めて。
ある程度太さのある麺料理なのでしっかり弾力のあるものを想像していたのですが、その食感はだいぶやわらかめな印象でした。
具材はかまぼこ、かつお節、野菜といったシンプルなもののみ。たれはやや甘口で程よくきいた出汁が美味しい醤油ベースのものが使われており、600円というリーズナブルな価格に対して十bンすぎるほどの満足感を得ることができました。
気さくな奥様と物静かなご主人が切り盛り!仲睦まじいご夫婦のお店へ行ってみよう
ご主人が厨房での作業を担当し、奥様がホールで切り盛りしているご夫婦営業の同店。訪問したこの日は他にお客さんがおらず、食事を楽しみながら、しばらく奥様とゆったりおしゃべりを楽しんでいました。
奥様からは、ご夫婦で長年暮らしている那古野地区の話や昔の名古屋のことなど、とても貴重なお話を聞くことができてとても嬉しかったです。
ご主人は調理に携わるとき以外も厨房にこもっていたため言葉を交わしたのは退店時となりましたが、私が声をかけると素敵な笑顔で「ありがとうございました」と応えてくれました。
これからも仲睦まじく、ご夫婦でお店を続けていってほしいですね!みなさんもぜひ、足を運んでみてください。
INFORMATION
店名:
めん処 二ツ玉
住所:
愛知県名古屋市西区那古野2-13-20
営業時間:
11:00〜14:00
17:00〜20:00
土
11:00〜14:00
17:00〜19:00
一人当たりの予算:
〜¥1,000
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