「朝時間」見直し心を健康に 精神科医名越さん講演
精神科医の名越康文さんによる福祉講演会が、このほど愛川町文化会館で行われた。
福祉の啓発を目的として町社会福祉協議会が毎年開催しているもので、町ボランティア連絡協議会が共催した。今年はテレビなどでも活躍する名越さんが「自分を支える心の技法」と題した講演を行い、174人が参加した。
名越さんは「現代の国民病」ともいわれるうつ病などを例に挙げ、心の不調を解消するための体調管理について説明。十分な睡眠や朝の過ごし方を見直すことの重要性を伝えた。朝の過ごし方について、「陽の光を15分以上浴びる」「散歩などの運動をする」「朝食をとる」という3つのポイントを紹介する名越さんの話に、参加者は熱心に耳を傾けた。
参加者からは「心の健康は日常生活の小さな習慣から築かれるものだと再認識できた」といった感想が聞かれた。