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大分トリニータ 新主将・渡辺新太がピッチを疾走する 【大分県】

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「自分らしくチームを引っ張りたい」と語る渡辺新太

 今季、大分トリニータの注目選手の一人が渡辺新太だ。自身のサッカー人生で初めてとなるキャプテンの重責を担う。渡辺がイメージするキャプテン像は元日本代表の長谷部誠(ドイツ・フランクフルト)。「自分とはかけ離れているかもしれないが、自分らしくプレーでチームを引っ張っていけるようになりたい」と自己流を貫く。

 

 攻守で激しく動き回り、常にフルパワー。良い意味でもう少し力を抜く術を身に付けて、前線で活躍するためのエネルギーを残しておくべきなのかもしれないが、それを良しとしない。「力をセーブしようなんて考えない。チームの勝利のために全てを出し切るだけ」と話す。

 

 評価すべきは、自分でこじ開けられると思ったら、迷わず勝負を仕掛ける強気な姿勢だろう。ミスを恐れず、自分のプレーを優先する。ゴール付近でのドリブルは推進力とキレがあり、相手が2人だろうが3人だろうが、シュートを打つための仕掛けがうまい。勇気を持って勝負するスタイルは魅力だ。それを裏打ちする技術とスピードにも自信があるのだろうが、周りが見えていても、あえて自分で局面を打開してシュートを狙う。だからこそ、相手にとって脅威となるのだ。

 

好調を維持して開幕戦を迎える渡辺新太

 

 渡辺の良さはもう一つ。攻撃だけではなく、守備のスイッチ役としてボールを追えることだ。今季の攻守に切れ目のない「シームレスなサッカー」には、最初の守備がいかに大事かを知り、体現する。上背や体重があるほうではないが、相手に腰から体ごとぐっと寄せていける強さがある。これまでの練習試合でも相手を弾き飛ばしてボールを奪い、シュートチャンスを演出する場面が幾度とあった。

 

 自分のプレーへのこだわり、勝利への執着心を前面に出すスタイルを貫き、攻守において献身的な姿勢も示す。「今年はこれまで以上に勝ちにこだわる。勝つために自分に一体何ができるのか。それを常に考えている」。渡辺がさらにアグレッシブにピッチを疾走する。

 

今季はキャプテンの重責を担う

 

 

(柚野真也) 

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