【言い換えられますか?実はNGな親の言葉8例】子どもに響かない声かけ3つの理由[専門家監修]
毎日の登校準備、学校や塾の宿題、気持ちの切り替えなど、小学校中学年ぐらいになってもお子さんにイライラしながら声かけする保護者のかたも少なくないでしょう。よかれと思っての声かけが、お子さんの行動にうまく結びつかなかったり、実は逆効果になっていたり……。子どもに響かない親の声かけの例と、どんな言葉に言い換えたら効果的かについて、一般社団法人日本ポジティブ教育協会代表理事の足立啓美先生にうかがいました。
「親の言葉が子どもに響かない」のには理由がある
お子さんのよくない行動を正そうと声をかけても、お子さん自身が行動を変えず、逆に反発されることも多いのではないでしょうか。保護者がよかれと思って発している言葉が、なぜかお子さんに響かないのには3つの理由があります。
理由その1 行動の修正を急ぎすぎている
お子さんに保護者の声かけが響かない1つ目の理由として、「子どもの行動を変えることを急ぎすぎてしまうこと」が挙げられます。
お子さんが何を思っているのか、「そのときの気持ちを知ろうとすること、そして受け止める」というステップはとても大事なこと。そこを飛ばしてしまうと、どれだけ大切なことであっても、子どもの心には響かなくなってしまいます。
行動を正そうとすることにだけ注目していると、お子さんは「なんでわかってくれないの?」と感じます。お子さんが抱えるネガティブな気持ち、イライラしている状態、不安を感じている気持ちなどをまずは受け止めること。これが心のつながりを作り、子どもの「信頼して、聞いてみよう」という気持ちにつながります。
我が子が辛い気持ちを感じているのを見るのは辛いものですから、早く問題を解決してあげたいという気持ちも当然。「こうしたらいいよ、ああしたらいいよ」と言いたくなる気持ちはとってもよくわかります。
しかし、まずは子ども自身が何を感じているのか、どう考えているのかを受け止めてあげることを優先しましょう。行動を直すよう責めるのは、保護者のかたがお子さんの敵になってしまうようなもの。敵にならないで、味方になってあげてください。子どもは、自分の気持ちを理解してくれる人の言葉こそ聞き入れるものなのです。
理由その2 親の意図と子どもの意図が違う
お子さんに保護者の声かけが響かない2つめの理由としては、「親の意図と子どもの意図が違っている」ということ。
例えば、子どもが友だちと外出しようとしたり、行ったことのない場所に行きたがったりしたとき、親は「危ないからだめ」と言ってしまいがちですが、これは子どもの身を守りたいという思いから来ています。しかし、子どもにとっては、具体的な危険がわからないため、自由を奪われたと感じてしまうことがあります。
多くの親子と話をしていると、親がしているつもりの子育てと、子どもが感じている子育てにはズレがあることに気づきます。親は子どもの意見を尊重しているつもりでも、実は子どもは「手をかけられていない」、または「気持ちが伝わっていない」と感じていることがあります。
そのため、「危ないからだめ」という一言で終わらせるのではなく、どんなリスクがあるのかを具体的に話し、子どもと一緒に納得できる方法を考えることが大切です。たとえば、もし出かけるなら「どんな場所が安全で、どんなことに気をつけるべきか」を話し合うことで、お互いに理解を深め、よりよい決定ができるようになります。
このように少し具体的な指針を加えることで、実際にどう行動するかイメージしやすくなり、より実践的なアドバイスとして受け取ってもらえると思います。
理由その3 言葉と行動の不一致
お子さんに保護者の声かけが響かない3つ目は、いわゆる「親の言行の不一致」です。
例えば、ピアノの練習など、定期的にしなければならない現実があるのに「嫌なら、やらなくていいよ」と言いながら、怒った態度を見せているのであれば、子どもは矛盾したメッセージを受け取り、混乱してしまいます。
このような矛盾したメッセージを受け取り続けると、子どもは「どちらを信じたらいいのかわからない」と感じ、親の言葉を素直に受け入れにくくなります。さらに、「親の本当の気持ちを読み取らなければいけない」と過剰に気を使うようになり、萎縮したり、不安を感じやすくなったりすることもあるため要注意です。
どう言い換える?「実はNGな言葉」8例
それでは次に、日常のさまざまな場面でNGな声かけをしていないか、どう言い換えればお子さんの行動が変わるのか、具体的に見ていきましょう。
1.着替えや食事のとき、フラフラ・ダラダラしているときに
→「早くしなさい!」
例えば、出かける前の身支度や持ち物の準備など、お子さんとしてもやらなければいけないことはわかっているけれど思うように進まないときに、保護者のかたがイライラして「早くしなさい!」と言ってしまう場面があります。注意力散漫な子や、ゲームなどに夢中になって時間を忘れてしまう子など、その子によって原因は異なりますが、保護者のかたとしては、時間に間に合わないと困るし、何度も言わなければならない状況にイライラしてしまうのも当然です。
ただし、そこで「早くしなさい!」「もう大きいんだから,自分で考えて動きなさい!」「いつもこうなんだから」などとイライラ状態で追い立てるような発言は逆効果。子どもはそれを「叱られた」「責められた」と受け取り、余計に反発してしまいます。
保護者のほうは遅刻しないようにサポートしているつもりでも、お子さんのほうはプレッシャーを感じたり、ストレス反応を引き起こしたりすることもあります。ストレス反応によって、ますます行動が遅くなったり、何もやりたくなくなったりすることもあるのです。
このような場合の言い換えとしては、「あと○分で出発だよ」「あとは、歯磨きと荷物チェックで出発だよ」と、残り時間やできていないことをシンプルに伝えてあげるのがおすすめです。
保護者のかたが手を出して全部やってしまうと、「自分で考えてできた!」という経験を奪ってしまうことになりかねませんから、やるべき行動のリマインドをしてあげるとよいでしょう。
2.人見知りで、うまくあいさつできないときに
→「『こんにちは』でしょう?」
道で知り合いに会ったときや、親戚の集まりなどの場面で、あいさつできずにいるお子さんに、「『こんにちは』でしょう?」「きちんとあいさつして!」などとうながすこともあるでしょう。
そんなとき、気に留めておいていただきたいのは、「社会的な行動は生まれつきの気質・特性が影響する」ということ。外交的でコミュニケーションが楽にできる子、できない子はそれぞれの特性によるものなので、責め立てるような言葉をかけるのはNGです。
「やりなさい」と言われるとプレッシャーになる→行動が制御される→ますますやらなくなる……これでは「負のスパイラル」となってしまいます。
あいさつが苦手な子なら、「『こんにちは』っていうのは勇気がいるよね」「緊張しちゃうよね」「でも、緊張するのは悪いことじゃないんだよ」などと、その子の気持ちに寄り添ってあげる、言語化してあげるのがよいでしょう。
そのうえで、「じゃあ、人にあいさつするとき、どういうことならできそう?」「お母さんと一緒に頭を下げるならできる?」などと、ハードルを下げてあげます。その後、小さな「できた」を積み重ねていくことで、少しずつお子さんの行動が変わっていきます。
行動を無理に変えようとしたり、責め立てるような言葉をかけたりせず、「一緒に考えよう」というスタンスがとても大事です。
3.新しい環境にとまどっているときに
→「大丈夫、すぐ慣れるよ」
新学期のクラス替え、転校や新しい習い事など、今までと違う環境に臨むことになるお子さんが不安そうにしているとき、「大丈夫、大丈夫」「すぐ慣れるから」などと言葉をかけることもあるでしょう。保護者のかたご自身がそうした環境に慣れるのに得意なタイプである場合に何気なく口にしがちな言葉かもしれませんが、これもNGです。
お子さんが新しい環境に慣れるのが得意ではないタイプなら、「そう言われても……」と困ってしまいます。大切なのは「お子さんがどう感じているのか」を把握すること。
まずは、「最初って不安になるよね」「緊張しちゃうこともあるよね」「そう感じることって別に悪いことじゃないよ」と伝えてあげましょう。
そのうえで、お子さんが新しい環境に親しみをもてるようにするには、2つポイントがあります。
共通点を探す
いわゆる「場所見知り」の場合、家にあるものと同じものや、何か共通点を探すと楽になります。例えば家庭で慣れ親しんだ文具を持参する、前のクラスが同じ子や習い事で一緒の子がいることを事前に知らせるなど、何かしら共通点を見つけておいてあげることで、新しい場に慣れるのが苦手なお子さんも安心感を得られるようになります。
新しい環境のポジティブな側面に目を向ける
「新しい学校でどんな楽しいことができるかな?」「どんな友だちができるかな?」などと声をかけて、保護者のかたがポジティブな側面に目を向けるように促すことで、新しい環境にも慣れやすくなっていきます。
ここでも「今までと違う学校って不安だよね」などと、お子さんが抱いている気持ちを把握し、共感を伝えることが重要。自分の気持ちを理解してくれる人がいるということは、新しい環境に適応していくときに大きな支えになります。
新しい場に慣れるのが苦手なお子さんが、その子のペースで適応できるように、学校の先生などのサポートも借りながら、スモールステップで焦らず支援していけるとよいでしょう。
4.何かで失敗したときや、うまくできずに落ち込んでいるとき→「くよくよしても仕方ないよ」「考えたって仕方ないよ」
失敗して落ち込んでいるお子さんに「くよくよしても仕方ない」と、気持ちを切り替えるように言葉をかけることもあるでしょう。
一見正しいことのようにも思えますが、実はお子さんの気持ちに寄り添えていない場合もあります。お子さんは、「どうしてこんなにつらいのだろう」「もやもやした気持ちをどうしたらいいの?」と心の中で整理しきれない思いを抱えているかもしれません。
そのため、「気持ちを切り替えなさい」と言われると、自分の感情が否定されていると感じてしまうこともあります。最悪の場合、「自分の気持ちを伝えても無駄だ」と受け止めてしまい、感情表現をしなくなることもあります。そんな時こそ、大人のサポートが大切なのです。
お子さんが将来的にいろいろな感情と上手につき合っていくには、「自分は今、どういう感情を抱いているのか」を理解して向き合う必要がありますが、うまく自分の感情を表現できないでいるお子さんの場合、保護者のかたのサポートはとても大切になります。
まずは、お子さんの気持ちをそのまま認めてあげましょう。「うまくいかないと落ち込んじゃうよね、悲しい気持ちになるよね」などと言葉にしてあげるだけで、お子さんは安心感を得られるはずです。そのうえで、「じゃあ、これからどうすればいいかな?」と一緒に考えてみます。
また、うまくいかなかった部分ばかりに目を向けがちですが、お子さんの努力やがんばりも認める視点を大切にしたいですね。「うまくできたところもあるよね」「○○の練習を最後までやりきって感心したよ」と良かったところに目を向けていくことで、できていることを伸ばしていく視点に切り替えられます。
大人は「すぐに気持ちを切り替えてほしい」と思ってしまいがちですが、実は、悩む時間も子どもには必要です。悩むというのは、それだけその子にとって大きな意味を持っていることなのです。すぐに切り替えられないことがあっても、それはお子さんなりのペースで心を整理している証拠です。
今日は気持ちを切り替えられないとしても、もしかしたら次の週には変わっているかもしれません。立ち直るには、その子それぞれの時間が必要なのです。
時には、立ち直ったと思ったのに、また落ち込んでしまうこともあります。その時は「確かに思ったようにはできなかったけど、やり切ったよね」と、お子さんが過去に乗り越えた経験を思い出させてあげましょう。お子さんが「つらい時でも乗り越えられる力があるんだ」と実感できるように、サポートしてあげることが大切です。
失敗はどんな子どもにも(大人にも!)あるものです。結果だけを重視してしまうと、挑戦を恐れる子どもになってしまうかもしれません。
「その過程で何を学び、どんな努力をしてきたか」を一緒に振り返ることで、お子さんが成長する過程を実感できるようにサポートしてあげましょう。
長い目で見ると、失敗も大切な学びの一部です。「どんなふうにがんばったか」が大事だということを、お子さんと一緒に実感できるとよいですね。
5.習い事や勉強などで自主的にできないときに
→「やりたくないなら、もうやらなくていいよ」
お子さんが宿題や習い事の練習などを自主的にやらないときに、つい「(本当はやってほしいけれど)やらなくていいよ(自分が困るだけだから)」などと言ってしまうことがあると思います。
しかし、これではダブルバインドになってしまいます。ダブルバインドとは、発した言葉と言外のメッセージ(態度や表情など)が矛盾しており、受け取る側がどう反応すればよいかわからなくなる状態のことです。
お子さんは、「やらなくてもいい」と言われながらも、「本当はやらなきゃいけないんだよね?」と混乱してしまいます。このような矛盾したメッセージを受け取ると、お子さんはどうしていいのかわからず、ますます迷ってしまうのです。
まずは、やりたくない気持ちを受け止めることが大切です。その上で、「どうしたらできるかな?」と一緒に解決方法を考えてみましょう。
お子さんが自分で気づかないこともありますが、疲れていたり、眠かったりして体調が万全ではない場合もあります。そんなときは、生理的な部分を満たしてあげることを優先しましょう。
「ちょっと休憩しておやつを食べてからやろう」とか、「○時○分からやろう」などと声をかけて、宿題や練習に取り組める状態を作る手伝いも大事です。
また、「ただやりたくない」という気持ちがある場合は、選択肢を示し、お子さんが取り組みやすい方法を自分で選べるようにすると効果的です。「終わったら、○○か△△をやろう。どっちがいい?」と、やることを前提に、楽しみを取り入れた提案をしてみてください。これにより、お子さんが自分で選択する楽しさを感じ、やる気が引き出されるでしょう。
6.宿題でわからない問題があって困っているとき
→「自分で考えなさい」
「親がいつも手伝うと本人のためにならないから、自分でやってほしい」という気持ちから、困っているお子さんに「自分で考えて」と言うこともあるかもしれません。
しかし、これも実はお子さんにとっては不安やプレッシャーを感じさせることがあります。本当に困っているときには、「一緒に考えてみよう」というサポートが必要です。
最近は、「困っていても、自分で助けを求められない子」が少なくありません。その理由として、親がつい手を出しすぎてしまい、「言わなくても助けてくれる」という経験がないことや、「助けを求めるのは自分の弱みを見せることのようで恥ずかしい」と感じることが挙げられます。
学校の授業中、わからなくて困っているのに「助けて」と言えず、ふざけたことをして先生の気を引こうとしたり、一人で抱え込んだりという子もいます。
家庭においては、自分の力でやることが一番ですが、「いつでも手伝うよ」というスタンスも大事です。
お子さんには、「自分でできることをやってみて、もし困ったら手伝ってあげるよ」と声をかけることで、助けを求めるハードルが下がります。「助けて」という言葉が自然に出せるようになれば、お子さんの自信にもつながり、成長を促すことができます。
お子さんにはふだんから、「何か手伝えることがあったら言ってね」「困ったことがあったらいつでも言ってね」と言葉をかけてあげるとよいでしょう。
自分から「手伝って」と言える子に育てることは、今後の学習においても大きなメリットがあります。自分の理解できていること、わからないことを把握して、必要なときに必要なサポートを得ることができるからです。それは、大人になってさまざまな問題を解決する力にもつながっていきます。
7.子の友人・知人が勉強やスポーツでよい成績を収めたとき
→「○○さんはすごいね、あなたもがんばって!」
お子さんとほかの子とを比較して、「あの子はすごいね」と伝えることの弊害は多く知られているのではないでしょうか。他者と比較することは、直接的な表現ではなくても自分を否定されているように感じて、自己肯定感を下げてしまうことがあるからです。他者を引き合いに子どもを叱咤激励しても逆効果だということを知っておきましょう。
ただ、子どものほうから「○○ちゃんはすごいんだよ!」と言ってくる場合もあります。その際に大事なのは「そうか、○○ちゃんはがんばったんだね」と、努力した過程に注目させることです。
子どもは「あの人って天才!」などと口にしたりしますが、結果を出す前にはたくさんの努力があったことには、なかなか気づけないものです。「生まれつき天才だったわけではなく、たくさんがんばってできるようになった」と、努力を讃えることが、「がんばればあなただってできるよ」というメッセージになるのです。
そして、比較すべき対象は他人ではなく、「過去の自分」です。努力したプロセスに着目して認めてあげることで、自己肯定感を高めることができます。
また、「優しい」「我慢強い」など、お子さんの性格的な良い面を認めて言葉にすることも大事。性格的な強みに焦点を当てることで「人それぞれの良さがある」と他者比較から抜け出せますし、その子らしさを育てていくことにつながります。
8.悪いことをしてしまったときに
→「いつもそうだよね」
失敗したとき、きょうだいげんかなどをしたときに言ってしまう「いつもそうだよね」という言葉。これも避けた方が良い言葉です。この言葉を使うとき、果たして本当に「いつも」そうなのでしょうか? 「いつもよくないことをする」と決めつけることは、お子さんに対して悲観的な思考を植え付けることになります。
心理学的には、人はネガティブなレッテルを貼られると、そのレッテルに従った行動をしやすくなります。「いつもそうだよね」と言ってしまうと、お子さんは自分に対するネガティブな評価を受け入れ、それに沿った行動をとってしまう可能性が高くなります。このように、無意識のうちにお子さんの行動を制限してしまうことになるのです。
また、もしも「なにくそ!」というお子さんの反発心を期待して、あえてネガティブな言葉を使っているのであれば、そのアプローチはあまり効果的ではないかもしれません。実際、反発心をもつ子どもは少数派であり、多くの子どもはその言葉に対して自信を失ったり、自己肯定感が低くなったりします。
代わりに、言葉を修正することで、お子さんの行動改善に役立ちます。例えば、「いつもそうだよね」と決めつけるのではなく、「今の行動はよくなかったね。でも、どうすればもっとよくできるか一緒に考えよう」と、その場の具体的な行動に焦点を当てることが重要です。このアプローチは、お子さん自身が問題なのではなく、行動が問題であることを伝えられます。
「いつもそう」と決めつけるのではなく、「今、こんな行動をしたのがよくなかった」と、そのときの行動に注目した話をすることが大事です。
最後に~世界の見方を構築する声かけ~
お子さんへの声かけは、その後の思考や物事の捉え方に大きく影響を与えます。親としての日々の言葉がけを通じて、お子さんは「社会ってこういうものなんだ」と自然に学んでいきます。特に失敗したとき、結果だけではなく、そこまでの努力やその過程で発揮したお子さんの強みに目を向けて、言葉をかけてあげることがとても大切です。
お子さんが「自分なりにがんばったんだな」と自分の成長や努力に目を向けられることは、これからの挑戦に対する自信やモチベーションにつながります。もし、次はどうしたらもっと上手くいくのかな?と一緒に考えてみることができたら、お子さんは自分で解決策を考えながら成長できるでしょう。
このように、失敗や逆境をどう乗り越えるかが、これからの人間関係や社会での学びにも大きく影響します。お子さんが将来、何かうまくいかないことがあったとき、ただ自分や他人を責めるのではなく、「次はどうやってうまくやるか?」と前向きに考えられるようになってほしいもの。そのためには、日常の声かけがとても大切なのです。
日常的にポジティブな声かけをすることは、お子さんにとって自分の気持ちを大事にし、困難に立ち向かう力を育むことにつながります。
つらいことや残念なことがあったときも、「こういう気持ちもあっていいんだよ」と受け入れることで、お子さんは自分の感情を適切に扱う方法を学び、成長していきます。
このように、お子さんの目の前の行動をよりよいものにするだけでなく、将来の物事の見方や心の持ち方を形作るのが、保護者からの声かけです。日々の言葉がけは、ほんの小さな積み重ねかもしれませんが、その影響は非常に大きいものです。