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【海を感じるコスパ最高宿】船員さん仕様のホテル「エスカル横浜(横浜海員会館)」が最高…しかし恥ずかしい思いもした / 元町・中華街駅0分

ロケットニュース24

出張や観光で “普通のビジネスホテル” に泊まるのはちょっと……と思っている方に、オススメしたいホテルが横浜にある。その名も「エスカル横浜」。エスカルとはフランス語で「寄港」の意味だ。

同施設は世界各国の船員さんはもちろん、一般の方も安心して休めるホテルで「船員さん専用の特別プライス」や「海自関係者様専用プライス」なんかがあって面白い。

私は楽天トラベルで「最大12時間ショートステイでお得(素泊まり)プラン」を予約。船員さん特別プライスとほぼ同額の1泊6000円で施設を満喫できたので詳しく報告したい!

【写真】エスカル横浜の前にある総重量10.5トンのイカリ

・エスカル横浜へ

みなとみらい線「元町・中華街駅」の3番出口からスグの場所にあるエスカル横浜。横浜中華街や横浜スタジアムは余裕で徒歩圏内、みなとみらいや赤レンガ倉庫なども地下鉄やバスで周遊できるナイスロケーションだ。バス停も目の前にある。

「一般財団法人 日本船員厚生協会」が運営するエスカル横浜。正式名称は「横浜海員会館」で、もともと船員の福利厚生というコンセプトのもと、船員さんやその家族、海自関係者の宿泊休憩施設としてだけでなく、研修や会合の場としても利用されている。

今では船員さんに加え一般の観光客やビジネスマンにも開放されている公共の宿として人気。横浜の宿泊施設では珍しい和室タイプの客室も用意しているので、ファミリーやグループでの利用にも向いているそうだ。

とにかく今日は、海を感じる館内でゆっくりと過ごしたい。

・お疲れ様です

チェックイン手続きをして廊下を歩いていると、知らない方から「お疲れ様です」と声をかけられた。反射的に「お疲れ様です」と返したが、もしかして船員さんと間違えられたのだろうか。平日だから研修や会合で訪れた雰囲気が出ているのかもしれない。

・船員さんとして

こうなったら私も船員さんとして恥ずかしくない振る舞いをすべきだろう……宿泊者はほとんど関係者のはず。こちらから積極的に挨拶をしておくべきだ

そう決意した15秒後、廊下の向こうからオジサマが歩いてきたので「お疲れ様です!」と挨拶したら普通にスルーされた……マジでこういうのが1番恥ずかしい。

気を取り直して客室へ。

6畳和室!

・和室

温泉旅館みたいな雰囲気で非常に良い。先にも述べたように “横浜では数少ない和室” だそうだ。たしかに長い航海を終えた船員さんなら、横浜に寄港している間くらい家族と畳の部屋でくつろぎたくなるだろう。

せっかくなのでテレビをつけたら……船員服を着用した爽やかな子供が登場。「ごゆっくりとお過ごしください」と子供たち。ちなみにロビーでは船員服の無料貸出を行っていて記念撮影もできるぞ。

そういえば、和室にはお風呂が付いていないので「2階の男女別大浴場をご利用ください」と案内された。大浴場は15時から翌朝9時まで(サウナは23時まで)。

やることもないので、布団を敷いてから客室のタオルを持って大浴場へ。

・大浴場

大浴場は大きめのお風呂とドライサウナ。サウナ室は定員2名でコンパクトだがなかなか熱い。水風呂・外気浴はなし。

それでもサウナを貸切 & 水シャワーを浴びてから、湯船で足を伸ばして思いっきりリフレッシュできた。朝9時までだから朝風呂にもバッチリ入れたぞ。

・駅目の前で便利

風呂上がりに「これが船員の部屋だ!」「これが船の操縦室だ!」「船員になるには?」「船員の1日」などのパネルを楽しんでから客室に戻り、調子に乗って挨拶なんてしなければ良かった……などと考えながら布団に入った。でも船員さんには憧れるな〜。

和室のライトといえば、ヒモを引っ張る昭和レトロなタイプが1番似合う。静かな環境でよく眠れました。

・朝8時にチェックアウト

今回は特別プランなのでチェックアウトは朝8時。朝食も別料金(大人1200円)で利用可能とのことだったが、近くにカフェもあるのでそのまま出発した。

駅の目の前だから雨が降っていても問題なし。ちょっと変わった宿に泊まりたい方にオススメだ。とくに海が好きな方は覚えておいてほしい。

・今回ご紹介した施設の詳細データ

名称:エスカル横浜
住所:神奈川県横浜市中区山下町84

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

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