MIRAI念願の初参戦! 6/12『SSPW』全対戦カード決定記者会見では5選手が決意表明
6月12日(木)、後楽園ホール(東京都)で開催される『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.34 THE 20th ANNIVERSARYー“過激な仕掛人”新間 寿 追悼興行ー』の追加カードが発表された。「Sareee(フリー)vs 花穂ノ利(SEAdLINNNG)」、「MIRAI(マリーゴールド)vs ソイ(プロレスリングEvolution)」の2試合が新たに決定した。
この日は、“過激な仕掛人”の異名をとり、プロレス界の発展に尽力し、4月に逝去した新間寿氏の追行興行。船木誠勝、ジャガー横田、藤波辰爾らゆかりの選手が参戦し、その戦いで新間氏に哀悼の意を捧げる。
今回カードが発表された花穂ノ利、MIRAI、ソイはストロングスタイルプロレス初参戦。プロレス界を盛り上げた立役者を送る舞台で、どんなファイトを見せてくれるのか注目が集まる。4選手のコメントは以下の通り。
■Sareee
「私も新間さんも大好きで、信じてるプロレスこそは“闘い”。それを私がストロングスタイルプロレスさんのリングに上がる以上は相手がだれでもしっかりと“闘い”のプロレスをして、新間さんに捧げたいです」
■花穂ノ利(SEAdLINNNG)
「この度ストロングスタイルプロレスさん初参戦させていただきます! ありがとうございます! 相手はSareeeさん! 私がプロレスを離れる前シングルマッチ、タッグマッチをさせていただきました。その当時の自分は本当に泣き虫でSareeeさんに“泣いてんじゃねーよ!”と何度も言われていたのを覚えています。
そして、試合後、リングの上で私にかけてくれた言葉も心に突き刺さり今でも忘れていません。今の私は覚悟決めてまたこの世界に戻ってきました。もうあの頃の私じゃない。もう泣き虫の花穂ノ利じゃない。だからこそ今の私を、覚悟を決めた今の闘いをSareeeさんに思いっきりぶつけたいと思います。よろしくお願いいたします!」
■MIRAI(マリーゴールド)
「念願のストロングスタイルプロレスさんに参戦させていただけること、とても嬉しいです。ありがとうございます。ソイさんとは、初遭遇。どんな化学反応が起こるのか分かりませんが、個人的には似ている魂を心に秘めている気がしています。真正面から正々堂々ぶつかり合いましょう!!
新間さんには、私がプロレスと深く関わるきっかけをいただき、いつも優しく、応援してくれました。追悼興行ということですが、この日もきっと会場のどこかで優しく見守ってくれているはず。感謝の気持ちを胸に、私の成長した姿をお見せして、“MIRAIをプロレス界に入れて正解だったなぁ”と安心してもらえるよう、全力で闘います!」
■ソイ(プロレスリングEvolution)
「6.12 ストロングスタイルプロレス様に初参戦させていただきます、プロレスリングEvolutionのソイと申します。MIRAI選手とは初対戦となります。新人ですが”ストロングスタイル”の名に恥じぬよう、真正面から全力で挑みます。よろしくお願いいたします」
これにより同対戦カードが出揃った。ダブルメインイベントとなるレジェンド選手権試合 「船木誠勝 vs 新崎人生」、SSPW認定女子タッグ選手権試合「ジャガー横田&藪下めぐみ vs DASH・チサコ&鈴木ユラ」ほか、全7試合が行われる。
【メインイベント EZIGEN presents レジェンド選手権試合】60分1本勝負
船木誠勝(第20代王者/フリー)
vs
新崎人生(挑戦者/みちのくプロレス)
【Wメインイベント SSPW認定女子タッグ選手権試合】 60分1本勝負
ジャガー横田(ワールド女子プロレス・ディアナ)&藪下めぐみ(フリー)[王者組]
vs
DASH・チサコ(センダイガールズプロレスリング)&鈴木ユラ(プロレスリングAlmaLibre)[挑戦者組]
【STOMPING presents タッグマッチ】30分1本勝負
藤波辰爾(ドラディション)&スーパー・タイガー(ストロングスタイルプロレス)
vs
村上和成(フリー)&ブラック・タイガー(国籍不明)
【ハウスデコ presents タッグマッチ】30分1本勝負
間下隼人(ストロングスタイルプロレス)&関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)
vs
大仁田厚(邪道軍)&雷神矢口(邪道軍)
【タッグマッチ】15分1本勝負
ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)&阿部史典(格闘探偵団)
vs
ディック東郷(みちのくプロレス)&日高郁人(ショーンキャプチャー)
【シングルマッチ】15分1本勝負
Sareee(フリー)
vs
花穂ノ利(SEAdLINNNG)
【べろ~家 presents シングルマッチ】15分1本勝負
MIRAI(マリーゴールド)
vs
ソイ(プロレスリングEvolution)
※対戦カード、出場選手は変更となる場合あり
なお、大会に先立ち、6月3日(火)には記者会見が行われ、初代タイガーマスク佐山サトル、スーパー・タイガー、間下隼人、船木誠勝(リモート)、日高郁人、MIRAIが出席し、大会への意気込みを語った。
■MIRAI(マリーゴールド)
「新間さん、佐山さんには、自分がプロレスと深くかかわるきっかけをいただきました。中学生の頃からよくしていただいて、とても感謝しています。自分がプロレスラーになりたいと親に言ったとき、自分の親は困ってしまって、新間さんに電話で相談したらしいです。でもそのとき新間さんは“やめさせなさい”と言ったらしいです。
でも、自分はやめませんでした。考えてみたら、新間さんが言ったことに対して初めて反抗したというか、初めて言うことをきかなかったんじゃないかなって思います。でも、自分はそれだけプロレスラーになりたい気持ちがありました。いま思うと、キラキラしたリング上だけじゃなくて、大変な部分もすべて知ってる新間さんだからこそ言ってくださった言葉なんだろうなと思います。
“やめさせなさい”って言ってくださっていた新間さんですが、自分がプロレス界に入ったらいつも優しく応援してくださっていました。今回の試合では、感謝の気持ちを心に持って、自分らしい闘いをして、成長した姿を見ていただけたらいいなと思います」
■日高郁人(ショーンキャプチャー)
「かつてユニバーサルプロレス時代に新間会長にお世話になりましたザ・グレート・サスケさん、ディック東郷さんと、そして近年ストロングスタイルプロレスで新間会長にお世話になってきました私と阿部史典。この4人が試合をして、新間会長にいい試合をお届けしたい。
東郷さんとは以前みちのくプロレスでFECというチームでタッグを組んでまして、東郷さんのコメントにもありましたが、テーマは歴史だと。歴史もそうなんですが、こうしてリングで闘う以上、歴史だけではなくて未来の見える試合にならないといけないと思いますので、そういう点でも阿部史典が頑張ってくれるのか、それともそれを私と東郷さんが制するのか、非常に重要な試合だと思ってます」
■間下隼人(ストロングスタイルプロレス)
「新間会長の追悼試合というのもありますし、天国まで届くような派手な試合をしたいと思っています。大仁田さんと試合をすることに批判が多くて、個人的にはビックリはしてるんですけど、大仁田さんなりの筋を通して今ストロングスタイルプロレスに上がっているとボクは思っているので、今回も対戦を立候補させていただきました。なので、こちらも筋をしっかり通してですね、当日を迎えてしっかりと大仁田厚を邪道を葬ろうと思ってます。
(試合形式はまだ決まっていないが)最終決定はもちろん平井代表に委ねますが、自分はハードコアマッチのつもりでおります。なぜなら、邪道軍・大仁田厚選手というのは、それがたぶん正々堂々だと思うので。どういったルールでも受けて立つつもりですし、ハードコアというものを作られた大仁田厚選手ですから、胸を借りるつもりもあります。ただやっぱり、気持ちで引くのは見せられないので、どんなルールでも私はかまいません」
■スーパー・タイガー(ストロングスタイルプロレス)
「新間会長の追悼試合に藤波辰爾さんがこのリングに上がってくれると。私にとって何を示すべきなのか、この闘いの本質をぶつけるその相手として、この村上和成、そしてブラック・タイガー。申し分のない相手なので、今回すごい盛り上がるようなカードがいっぱいありますが、その中でも群を抜いて激しい闘いを見せて、新間会長に安心していただけるよう頑張っていきたいと思います」
■船木誠勝
「第20代のレジェンドの王者に戻って初防衛戦ですね。自分は今まで、レジェンド王者に3回なってるんですけども、一度も防衛したことがなくて、今回は自分自身の挑戦ということで、相手はWWEの怪奇派ですね。エンターテインメントキャラクター白使選手。その中身が、レスリング・インター杯銅メダルのアレクサンダー大塚選手の先輩でもある新崎人生さんです。これは自分が指名させてもらいました。
エンターテインメント性の高い試合をするんですけども、その中身はものすごくストロングスタイルを持っているというふうに思ってます。身体がそれを証明していると思っていますので。やっぱり自分よりも2歳上で現在58歳で、それでもあの身体をまだ維持しているということは相当努力をしているなと思ってます。エンターテインメントキャラクターの白使という幻想に惑わされずに、ストロングスタイル、船木誠勝の自分自身のストロングスタイルで挑みたいと思います」
■初代タイガーマスク佐山サトル
「新間さんの追悼興行ということで、粛々と試合を進めていって新間さんとの思い出にふけようかなと思ったんですけども、生前、新間さんと話して、オレたちはいい時代に生まれたよなということを話し合ってました。いいプロレスを迎えたい。全盛期を迎えた。そこを新間さんがプロデュースできた。そういう時代を迎えていた。プロレスを元に戻したい。元の全盛期の時代に戻したいという形が、いま私のなかでも燃えてきました。
先日ある選手と1時間くらい話していたんですけど、フィジカルの強い選手、初代タイガーマスクの時代の敏捷性、柔軟性、フィジカル面でそういう選手を作れないだろうかと、タイガーマスクのマネをするのではなくて、そういった選手を作って世界に向かっていったらどうだろうかという気持ちになりました。その教室を作りたいと思いました。選手を作ってニューヨーク(WWE)を抜くくらいの選手を育ててみたいなと思いました。
また、今回の試合は新間さんへの思い出がいっぱい詰まった選手たちが出てくれているので、とくにMIRAIちゃんはデビュー戦のプロレスラーになるときからよく知っているので、新間さんは喜んでいると思います。新間さんの追悼から生まれたいろいろなアイデアを実行していくことがボクらの役目だと思って、そこに専念したいと思います」