我入道海岸での投げ釣りでキス7尾手中【静岡・沼津】近距離でヒット集中
過去にない猛暑となっている今夏、それでもシロギスの釣果は聞かれている。しかし、釣りに行くにはとにかく暑さ対策をしないと、どうにもならない。ビーチパラソルや空調服でも着ていないと、熱中症になってしまう。神奈川の湘南~西湘海岸でも釣れているが、とにかく日陰がないので、釣り場選択に苦労している。8月9日(金)、静岡・沼津の我入道海岸に釣行した。
我入道海岸で投げキス釣り
ここは、牛臥山が日差しを遮ってくれるので、11時くらいまでは直接日が当たらない。また、千本浜や島郷海岸とは違い、海水浴場になっていないので、この時期でも釣りが楽しめる。
情報によれば、例年より型のいいシロギスが上がっているようで期待がもてる。ただ、釣れる距離はピンポイントの近場らしい……。
釣り開始
8時に釣り場到着。平日にも関わらず、何台もの車が停まっている。沖合には、手漕ぎボートも出艇していて、好調さを伺わせている。左端の岩の前が空いていたので、そこに釣り座を構える。エサはジャリメを使用。
1投目を4色へ投入、ゆっくり探るがアタリはない。1色に入った辺りから、小さな反応が連発したがハリ掛かりしない。
ポイントは近めにある
巻き上げると、エサのタラシ部分だけを食われている。そこで、2投は2色へ投入。1色まで速めに巻いて、そのままステイさせてみると、はっきりしたブルルーというアタリ。13cmクラスのキスが釣れてきた。
やはり、情報通りポイントはごく近いようだ。3投目以降は、その1色からチカライトが見える辺りまでを、置き竿中心にして狙ってみる。
特製仕掛けの効果が良型キャッチ
すると、枝ス間隔が長い特製仕掛けの効果か、ポツポツとアタリが出始め、単発ながら釣れるようになってきた。試しにチモトへ夜光玉を入れてみると、良型の18cmクラスも交じった。
ときには、オモリが目視できる距離でもアタリがあり、仕掛けが引っ張られるのが見える。水中での天ビンの動きや、仕掛けの漂い方を確認できることはめったにないので、1投1投、仕掛けを通すコースやステイさせる時間を変えて、とても勉強になる。
最終釣果
秋からの近場の釣りのイメージトレーニングになり、今後の釣行に生かせるだろう。連掛けは1回しかなかったが、近場で強烈なブルルルーというアタリを体験できた。
見える範囲で、周囲の人も近距離で釣果を上げていた。日が高くなるにつれて、暑さが増して正午に納竿。
釣果は7尾。ゲストは定番のフグとヒイラギ。途中、沖合では青物のボイルが起こっていたので、弓角やメタルジグの準備もしたほうがいいかもしれない。
<週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年8月30日号に掲載された記事を再編集したものになります。