泉区異業種交流会アイディーズ 映画で「認知症理解を」 3月開催へ協賛よびかけ
泉区の異業種の経営者らからなる「地域創造チームアイディーズ」が3月9日(日)に認知症をテーマにした映画の上映会を企画している。「認知症の人も地域の一員として暮らし続けられるように」との思いで、広く理解を深めてもらおうと準備を進めている。
「泉区をみんなで」
アイディーズは福祉、不動産、子育て、運送、建築関係、弁護士など業種を越えたメンバーからなり、「泉区を暮らし続けられる街に」と地域振興などに取り組んできた。2021年に発足し、22年4月にはコロナ禍の影響が続く中で「子どもたちに思い出を作れたら」との思いで150発の花火を打ち上げた。
23年秋には「もう一度みたい」との声を受けて再び花火を打ち上げた。毎回、協賛や寄付を募る形で実施しているのは「泉区の力を集めて、みんなで作ることに意味がある」と代表の山出貴宏さんは思いを語る。
モデル当事者の講演も
そんな中、今回企画したのは認知症をテーマにした映画「オレンジ・ランプ」の上映会。39歳で若年性認知症と診断された丹野智文さんの実話に基づく作品で、今回の上映会には丹野さん本人も駆けつけて講演する。
区内で介護事業所を営む山出代表は「認知症にはまだまだ誤った理解が多い。正しく理解し、地域全体で支えていける街になったら」と話す。
開催日時は3月9日(日)午後2時〜4時30分。会場は泉区民文化センターテアトルフォンテ。入場無料で事前チケット制(定員200人)。
アイディーズでは今回の企画について協賛を呼びかけており、1口1万円(3口まで)。チケット・協賛の申込みはいずれも事務局【メール】idesmtg@gmail.comへ。