周防大島での日中メバリング釣行で24cm頭に本命6尾キャッチ!【山口】藻場狙い撃ちが奏功
今季最大最長の寒波が日本列島に押し寄せてくる。このニュースを見て寒くなる前に釣行に向かおうと思い立ち、2月3日山口の周防大島へメバルのプラッキングに出掛けた。
周防大島でデイメバリング
大島大橋を左に曲がり国道437号をひた走り、椋野漁港を通りすぎてしばらく走ると、道路脇の階段を下りて海岸の敷石に出る。
釣り場は道路から見て海中のいたるところに点在する茶色の藻場、黒っぽくなっている沈瀬などを狙う目印とする。底はほとんどが砂地なので根掛りすることはまれである。当日の潮回りは中潮で午前の干潮が5時46分、満潮は11時30分の上げ潮狙いとなった。
日中のメバル釣りは波止場に係留している船の下を見て分かるように陰になる部分に集まっており、警戒心はかなり強い。また、軽いジグ単にワームを付けて攻めても不自然なアクションを付けると一瞬にして見破られてしまう。
時期的にメバルは全般的に産卵の時期に入っており、釣り場によっては産卵を終わった魚体、お腹がパンパンになった乗っ込みメバルも釣れるが、ここは子孫繁栄のため、リリースしたいところ。
当日のタックルと狙い方
プラグはマックナーのサンセット、ケイムラピンク、あみだんごを使用。ロッドはハイレボリューションS58ピアニシモだが、超遠投する場合はインスピレーションS76 フリーシンカー(オモリ負荷3~18g)を使用する。
当日は比較的に風を背中から受ける感じであったのでプラグ単体でもかなり飛距離がでた。朝方は潮が引いていたので藻場もはっきり見えており、まずは手前の藻場から順にプラグで攻める。マックナーは絶妙な水中姿勢を保ちメバルを誘う。アタリがなければティップで手首を2、3回動かしてプラグにアクションを付ける。
藻場に潜んでいるメバルを引きだそうとするわけだから一定時間、狙うタナをキープさせたらレンジを変えていく。
また、ノーバイトであれば次々にプラグの色を替えて少しでもメバルに興味を抱かせる。
ポイント移動しながらポツポツヒット
産卵前であれば食い気も相当高いと予想したが、これは最初のメバル20cmで予想が外れた。メバルの色は藻場にカムフラージュした茶金、赤メバルと思ったが意外にも白メバルだった。しかし、日中にしては型も悪くない。ジグ単で狙うよりも型は良いようだ。
釣果を左右したのはプラグの自重だろう。これでサスペンドだから狙いタナをキープしやすい。マックナーはリップが付いているのでリーリングすると今のレンジのタナからさらに深場へ沈んでいく。ストップ・アンド・ゴーで少しのアタリも逃さない。
1尾釣れればもう1尾と釣り人は欲をだすが、それよりもほかのポイントを次々にアプローチする方が効率的だし、期待感がある。狙いは徹底的に藻場のキワ狙い。プラグをキャストしたらひとまずタナに留めてメバルの様子をうかがう。
潮が満ちてくるとメバルのアタリもでやすくなった。しかし、夜と違って食いはやはり渋いが、ここはプラグの威力が発揮される。
結局、満潮の潮止まりまで18~24cmのメバル6尾に終わったが、日中のプラッキングは改めて面白いということが分かった。次回はフロートを使ってさらに沖の深場を狙ってみたくなった。
<週刊つりニュース西部版APC・川原直毅/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース西部版』2025年2月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。