山頂に沈む宝石 ダイヤモンド富士
富士山の山頂に太陽が沈むとき、ダイヤモンドのように輝くことから呼ばれる「ダイヤモンド富士」。秦野市内では3月と9月に見られることから、神秘的な富士山の姿を写真に収めようと、市内外から写真愛好家が訪れている。
9月20日は朝から空気が澄み、富士山がくっきりと見える絶好の観賞日和。この日は、弘法山公園の第1駐車場付近でダイヤモンド富士が見られるため、夕方になると10人ほどの人が集まり、カメラを向けた。
午後5時19分頃、ゆっくり富士山に近づいた太陽は、光を放ちながら山頂に沈み始めた。山頂で輝くダイヤモンドのような夕日が稜線を染め、黒くくっきりと浮かび上がった富士山の姿に、集まった人々は夢中でシャッターを切っていた=写真。
今後は、菜の花台(10月1日(火)午後5時4分)、三ノ塔(11日(金)午後4時54分)、塔ノ岳(18日(金)午後4時45分)で、それぞれダイヤモンド富士が見られるチャンスがある。
問い合わせは秦野市観光協会【電話】0463・82・8833へ。