「キッチン泡ハイター」で掃除できない“キッチンの意外な場所”→「知らなかった…!」「覚えておこう」
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。頑固な汚れもスッキリ落としてくれる「キッチン泡ハイター」。除菌に消臭もできる万能クリーナーですが、使用を避けた方がいい場合もあるんです。そこで今回は、覚えておきたい「キッチン泡ハイターの使用NGなもの」をご紹介します。
NGその1.オーブントースター
コゲ汚れだけでなく、食品の臭いもこびりつきやすいオーブントースター。くず受け皿・トレー・焼き網は取り外して洗えるので、キッチン泡ハイターを使っても問題ない気がします。
しかし、基本的には台所用中性洗剤しか使えません。キッチン泡ハイターを使用すると、サビや変色の原因になります。汚れが酷い場合は、台所用中性洗剤の希釈液につけ置きするお手入れ方法が適切です。
キッチン泡ハイターは家電製品の掃除には使用できませんので、オーブントースターのように取り外しが可能な場合でも、自己判断で掃除に使用するのは避けましょう。
NGその2.アルミ製の鍋
金属製品は、キッチン泡ハイターが使えるものと使えないものに分かれます。つけ置き時間や使用方法を守れば、ステンレス製品のお手入れは問題ありません。
しかし、アルミ製は絶対にNG。変色したり、素材の風合いが変わる可能性があります。
ホーロー鍋など、金属の表面に特殊な加工を施した製品も使用を避けた方が無難です。ホーロー独特のツヤが損なわれる恐れがありますので、金属製品の取り扱いにはくれぐれも注意してください。
メラミン食器
軽くて丈夫なメラミン食器は、扱いやすく重宝します。子ども用の食器としても便利で、落としても割れにくのですが……。
キッチン泡ハイターを使用して、漂白・除菌することはできません。キッチン泡ハイターに含まれている次亜塩素酸ナトリウムが、メラミン食器を変色させる恐れがあるためです。
反応が大きく出ると、黄色っぽくなる可能性も。食器表面の光沢も損なわれてしまいますので、キッチン泡ハイターの使用は控えましょう。
除菌・漂白する場合は、変色の心配がない「酸素系漂白剤」の使用をおすすめします。
キッチン泡ハイターの「使えないもの」は確認必須
希釈せずにそのまま使える手軽さから、どんなものでも使えそうな気がします。しかし、キッチン泡ハイターは強力な塩素系漂白剤です。
素材によってはキレイになるどころか、変色・変質を引き起こし劣化させる恐れがあります。使えないもの・場所はきちんと確認のうえ、正しい方法で使用しましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア