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<お義母さん、2万貸して!>カワイイ嫁から突然「お願いがあります!」何があった?【まんが】

ママスタセレクト

写真:ママスタセレクト

意外な人から意外なお願いをされたら、戸惑ってしまうものですよね。しかもそれが断りにくい相手だったならば、なおさらではないでしょうか。なかには「断りきれずに、ついお願いを聞いてしまった」なんて経験のある人もいるはず。実は私もその1人。ひとり息子のお嫁さんから突然のお願いをされて、戸惑いながらも聞いてあげてしまったのです。しかし今回はそれがトラブルの元になってしまいました。そのお願いの内容とは……?

「実は近々会ってほしい人がいるんだ」と、ヨシハルから連絡をもらったとき私は嬉しさでいっぱい。私がヨシハルを授かったときは、天にも昇るような気持ちでした。その後無事出産し、健やかに育ってくれたヨシハル。私たち夫婦はひとり息子を大切に育てあげました。ヨシハルが「生涯を共にする」と決めた女性は一体どんな人なのでしょうか。

ヨシハルが家に連れてきたのは、サトカちゃんというおとなしそうな女性でした。最初の方こそ緊張しているようでしたが、話しだすととても愛らしく、お喋りが大好きな子なんだなとわかりました。息子しかいない私は、娘のような存在ができることにとても嬉しくなりました。その後2人は結婚。私たち夫婦も、「親として、ひとつの節目だね」ととても喜びました。そして、ヨシハルとサトカちゃんが結婚してから2年ほど経ったころ、サトカちゃんから私あてにLINEが届きました。

大切なヨシハルが「結婚したい人がいる」とサトカちゃんを連れてきたときは、夫も私も涙が出るくらい嬉しかったです。 ヨシハルと人生を共にすることを選んでくれたこの子のことも、本当の娘のように大事にしようと心の底から思いました。 しかし1通のLINEにより、状況が変わります。事情もわからないのに「お金を貸してほしい」と……。 一体どうしてお金が必要なのでしょうか。そしてなぜ私にお願いをしてきたのでしょうか。1人で考えていても謎は深まるばかりです。

嫁にお金を貸したら音信不通に……「息子に確認しよう」

「困ってることがあるなら相談に乗るわよ?」返事がくる気配もなければ、電話にも出ようとせず、らちが明かないと思った私は、ひとまず了承の返事をすることにしました。金額もそこまで多くないし、それに会ったときにでも事情は聞けるだろうし……と思い、私個人から貸すことにしました。

それから何日経ってもサトカちゃんからの返事は一向にきません。「返事をするつもりがない」のでしょうか? ここ数週間ほど、私がスマホを見ながらヤキモキしていたこともあり、夫が心配そうに声をかけてきました。

一連のやりとりと一緒に、私の気持ちも伝えます。他の人に借りられない事情があったのかもしれないと感じたこと、もし貸さずに万が一のことが起きてしまったらと心配したこと、しかし今は不安に加えて疑問も出てきていること。 「でも……この一件、ヨシハルは知っているのかな?」 そこは私も気になっているところだったのです。さっそく、夫がヨシハルに確かめてくれることになりました。

サトカちゃんにお願いされるがままにお金を貸してしまった私。「何に使うの?」「いつ返してれる?」という質問は一切スルー。そして振り込みをさせ、その後音沙汰さえもないという現状に私はモヤモヤしてしまいました。 どうしたものかと考えていたところ、私の様子がおかしいと気づいた夫に質問されます。たまりかねた私は思わず夫に相談。 少しだけ叱られてしまいましたが、私の気持ちも理解してもらえて救われました。ひとまず私たちは、ヨシハルと話してみることにしました。

息子もビックリ「母さんに借金!?」まさかの展開に……

私はサトカちゃんとのメッセージのやりとりをヨシハルに見せました。その内容を見たヨシハルはとても驚いていました。「給料だって全額サトカに渡してるんだ……サトカからお金に関してのことなんて、これまで言われたことすらないよ」ヨシハルは本当になにも知らなかったようでした。そして、このことが原因で2人は……。

まさかあのおとなしそうなサトカちゃんがそんなことになっていたなんて、言葉もありません。「家計を任せっきりで気付かなかったオレにも問題はあるけれど、貯金を使い果たされたのも、相談されなかったのも、どうしても許せなくて。そのうえ父さん母さんにまで迷惑をかけて、それでもまだ一緒に人生を歩むっていうのはどうしても無理だったんだ」とヨシハルは言っていました。

私から2万円を借りたまま返事すらしてくれなくなったサトカちゃん。ヨシハルに相談をしたところ、なんと結婚してからブランド物を買い漁ることにハマっていたと本人から告白されました。突然の話に私たちはびっくり。しかもそれが原因でヨシハルたちは離婚をすることになってしまったのでした。 親としてはやはり「もっと何か方法があったのでは……?」とも思ってしまいますが、事情が事情なうえに大人2人が決めたこと。私たちからは何も言えません。 今はただ、サトカちゃんの幸せを願うばかりです。

【嫁の気持ち】専業主婦って超ヒマ……SNSで彩りを!

私はサトカ、20代後半です。学生時代から「地味なタイプ」と揶揄されることの多かった私ですが、縁あって大企業に勤めるヨシハルと結婚することになりました。思いもかけず憧れの専業主婦になれてしまった私は、幸せな毎日をすごしていました。しかしなってみてわかったのですが、専業主婦って意外と暇なんです。世間ではそうでもないのかもしれませんが、家のことを完璧にこなしたいというこだわりもなく、ほどほどで満足してしまう私には時間が余りすぎてしまうのです。そんななか、私はネット上の世界に自分の居場所を見つけたのでした。

ヨシハルと結婚した当初は本当に幸せでした。大企業に勤めていて稼ぎもいいし、そのうえ優しい。家事だって協力してくれます。私は念願だった専業主婦ライフを堪能できることになりました。しかし幸せな気持ちというのは長くは続かないものなのでしょうか。専業主婦として同じような毎日を繰り返しているうちに、だんだん飽きてしまったのです。

そんなある日、ヨシハルがなにやら袋を下げて帰ってきました。

ヨシハルがプレゼントしてくれたのは、なんと某高級ブランドのバッグ。しかも限定モデルだったのです。これをさっそくSNSにあげると、今までとはうってかわって信じられないくらいの数のリアクションがきました。「いいね」はもちろんのこと、知らない人からの羨望のコメントもたくさんあります。 こんな経験初めてです。私は驚くとともに、鼓動が早くなるのを感じました。学生時代にあれだけ「地味子」とバカにされていたこの私が、スポットライトを浴びて羨ましがられている……これほど嬉しいことはありません。

「地味子」とバカにされる学生時代を過ごしていた私。このまま地味な人生を歩むのかと思っていましたが、ヨシハルと結婚をして、専業主婦になるという憧れの生活を送ることになりました。 しかし夢見ていた生活とは違い、実際には毎日が退屈です。友だちもいなければ趣味もない、1日が終わるのがあまりに遅く、私は時間つぶしのためにもSNSを始めることにしました。 しかしブランドバッグをアップしたことで、私のSNSの使い方は一転します。私は自分の中にあった承認欲求に飲み込まれていったのでした。

ブランド品に溺れた私「後悔……だけど?」

貯金も底をつきました。そこで私はヨシハルから毎月受け取っている生活費にも手をつけはじめます。すぐに毎月の生活はカツカツに。それでも私はブランド物を買うことをやめられなかったのでした。 あるとき限定物のバッグを買おうとしたら、お金が少しだけ足りませんでした。実家の両親はとても厳しいのでお金の相談なんてできません。そこで義母に、「お金を貸してほしい」と連絡。借りる目的などは聞かれましたが、黙っていたら「じゃあ今回だけ」と言いながらお金を振り込んでくれました。

「聞いたよ、母さんから借金してるんだって?」ヨシハルに聞かれたときは驚きました。私は観念して、すべてを話しました。我が家の通帳に残高がほとんどないことも……。ヨシハルは怒りで、私は事の重大さに気付いて、2人とも震えていました。それからすぐに私はヨシハルから離婚を言い渡されました。もちろん謝罪して「心を入れ替える」と言ったり、わずかな望みをかけて義両親にも謝りに行きました。しかしヨシハルの心を変えることはできませんでした。

SNSでちやほやされる快楽に溺れてしまった私。こんなことをしておいて今さらですが、離婚はしたくありませんでした。できるなら時を戻したい。しかしもう後の祭りです。 でも一方で今でも時々思うのです。「SNSで承認欲求を満たしたい」と……。一度、大きくなった私のなかの承認欲求のかたまりは、今も完全に消えません。今はただ、悔やむばかりの毎日です。


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