線路脇で撮影中に高速列車にはねられた少女 奇跡的に無事も「愚か」と厳しい声(ジョージア)
ジョージアの首都トビリシ近くで最近、線路脇でポーズを取って写真撮影をしていた10代の少女が高速列車にはねられた。少女は奇跡的に無事だったものの、当時の様子を撮影した動画がSNSで拡散し、厳しい声が寄せられている。米ニュースメディア『TMZ』などが伝えた。
列車が少女の上半身に接触した瞬間の動画はこちら(ショッキングな映像が含まれます)
ジョージア南西部コブレチ出身のニニ・ロミゼさん(Nini Lomidze)が最近、線路脇で友人と一緒に写真撮影をしていた時に、高速列車にはねられた。
事故の様子を捉えた動画では、線路脇に立って髪や赤いドレスを整えるニニさんの姿が見え、背後では警笛が鳴っている。
ところが前方を見ていたニニさんが左手に目をやり、腰に手を当ててポーズを取った瞬間、列車がすぐそばまで迫り、上半身が接触した。そして衝撃で後方にはね飛ばされ、地面に激しく叩きつけられた。
そばにいた友人2人は、事故の瞬間を目撃して叫び声をあげたが、ニニさんは奇跡的に無事だった。そして事故後、ニニさんは「あの線路が利用されていることも、列車が運行していることも知らなかった」と明かし、このように語った。
「まさか高速列車がやって来るなんて思いもしなかった。それに最初に警笛を聞いた時、列車は見えなかったの。それが突然、列車が目の前に迫って『ひかれる』と思ったわ。それで一歩下がってみたけれど、間に合わなかった。ただ私は無事だったの。事故は列車の運転手のせいではないし、誰かが悪いというわけでもないわ。すべては偶然が重なって起きたことなの。」
なおこの動画はSNSで拡散し、ニニさんには「本当に無事でよかったね」といった安堵の声のほか、次のような厳しいコメントが寄せられた。
「怒りを感じる動画だよ。」
「列車に頭がぶつかっていたらと思うとゾッとするよ。」
「『運転手のせいではないし、誰かが悪いわけではない』だって? 事故が起きたのは自分が悪いからでしょう。こんなことをしていたら先は長くないよ。」
「警笛が聞こえていたのに、なぜすぐに線路脇から移動しなかったのか…。」
「私が子供の頃は、線路に近づくなと言われていたよ。彼女が命を落とさなかったのは奇跡だね。」
「信じられないくらい愚か。」
「この少女は何を考えているのだろう。列車の運転手は心臓発作を起こした可能性もあったのに。」
ちなみに今年7月にはインドの鉄道橋で、動画の撮影中だった夫婦が27メートル下の渓谷へ飛び降りて重傷を負った。2人は撮影に夢中で、近づいてくる電車に直前まで気づかなかったと報じられた。
画像は『MassiVeMaC X「Horrifying moment woman is struck by high-speed train while posing for picture in Georgia」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)