【大絶賛】開発に8年かけた『ケンタの鶏竜田バーガー』がマジでウマい! チキンタツタ派も即寝返るレベル
何事も是々非々を心掛けているため、あまり手放しで褒めたくはないが、こればかりはそうもいくまい。何の話かと言うと2025年11月26日から発売となった『ケンタの鶏竜田バーガー』のことである。
『ケンタの鶏竜田バーガー』ということは要するに「ケンタッキー版 チキンタツタ」であるが、これがビックリするほどウマい! チキンタツタ至上主義である私も「参った」と認めるしか無かった──。
・開発に8年
驚くことにこれまでケンタッキー・フライド・チキンでは「チキンタツタ」を販売していなかったそう。チキン専門店のケンタッキーなのに「鶏の竜田揚げ」に手を出してこなかったのは意外と言えば意外だ。
だがしかし、それは表面上の話で実はこれまで「KFC流チキンタツタ」の構想はあったらしい。『ケンタの鶏竜田バーガー』はかつて実現に至らなかったアイデアを再考し、8年の歳月をかけて開発した「KFCの本気の一品」とのことだ。
具体的には「鶏モモ一枚肉を採用し、そのジューシーさを最大限に引き出した」とのこと。さらに「ザクザク衣と日本人に馴染みやすい王道の味を追求した」等、細部までこだわり抜いたバーガーらしい。
今から8年前の2017年と言えば、ブルゾンちえみの「35億」が一世を風靡し、今や完全に消滅した「プレミアムフライデー」が話題になった年でもある。8年間も何をしてたんや……と思わなくもないが「KFCの本気」とやらを見せてもらおうではないか。
・2つの衝撃
というわけで、最寄りのケンタッキーで『ケンタの鶏竜田バーガー』をオーダー。単品価格は540円で、派生形の『ケンタの鶏竜田バーガーピリ辛しょうが』が570円となっている。
目の前に現れた『ケンタの鶏竜田バーガー』は、バンズからハミ出るほど鶏竜田がビッグサイズ。これが鶏モモの一枚肉のようで、その他には千切りのキャベツが入っただけのシンプルなバーガーだ。
だがしかし……食べた瞬間2つの衝撃に襲われた。1つは圧倒的なザクザク食感! 衣のザクッと感はハンパなく、これは最後までザックザク。ちょっとここまでザクザクしたチキンタツタは食べたことが無い。
そのザクザクとした衣のしたにはブリンと柔らかいチキンが顔を出し、肉汁もドバっと溢れてくる。もうこの時点で「そんじょそこらのチキンタツタでは勝ち目がない……」と悟らざるを得なかった。
さらに2つ目の衝撃は鮮烈な生姜の風味。スキッと通り抜ける生姜の風味はマックのチキンタツタと同系統であるが、そのメリハリがメチャメチャ効いている。瞬間的な主張は強いものの、決してチキンの邪魔をしない仕事人のような味付けであった。
・たしかに新時代
純粋に単品としてみた場合『ケンタの鶏竜田バーガー』は、チェーン店のタツタ系バーガー史上最高のウマさであろう。KFCは「竜田バーガーは新時代へ」と謳っているが、それもあながち大袈裟には聞こえないほど『ケンタの鶏竜田バーガー』はウマかった。
まとめると『ケンタの鶏竜田バーガー』は「衣のザクッと食感」「ジューシーな鶏モモ肉」「生姜の鮮烈な風味」がハイレベルなコンビネーションを奏でる激ウマバーガーであった。正直、これはめちゃめちゃウマい。
というわけで、マック派でもコメダ派でも1度は『ケンタの鶏竜田バーガー』を召し上がってみていただきたい。食べたらきっとあなたはこう思うハズ……「竜田バーガーは新時代に突入したな」と。
参照元:ケンタッキー・フライド・チキン
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.