今年もやります高校生の発想で地域をPR、四日市商業高校の生徒が商店街で活動開始
三重県立四日市商業高校の生徒が独自取材などで商店街の魅力をPRする「高校生による魅力創出事業」が5月1日、近鉄四日市駅前の一番街商店街で本格的に始まった。映像ディレクターのシャンソンさんが3年目となる指導役を務め、生徒たちは今後、映像作成などをしていく計画だ。
生徒たちにとっては課題研究「シティマネジメント」講座の学習でもあり、勉強しながら地域の活性化に役立つことになる。この日、3年生7人が商店街へ。商店街の店主らが出迎えた。四日市商店連合会の森修平会長から「四日市商店街広報大使就任」のプレートを藤澤柚璃さんが生徒を代表して受け取り、「高校生らしい発想で取り組んでいきます」などとあいさつした。
このあと、生徒たちは1人ずつ店主と一緒に商店街の中を歩き、地域のことなどの話を聞かせてもらった。広報大使ポスターの写真撮影もした。
商店街を歩きながら地域の話を聞かせてもらう四日市商業高校の生徒
四日市市によると、この事業は、市と市から委託を受けた四日市商店連合会が続けている。昨年は「Z世代×おもしろい」をテーマに商店街の店舗のCMを作成し、魅力を紹介した。全国で開催されたビジネスプランコンテストなどでいくつか受賞もしたという。
また、四日市高校も新聞部が富田地区の商店街を取材して新聞を作成、校内や商店街の店舗に掲示するなど発表した。今年も商店街について校内新聞に取り上げて情報発信する計画だという。
これからの活動に力を込める生徒や商店主たち