透き通るボディーと音色にうっとり 上越市で「クリスタルピアノ」演奏体験
新潟県上越市本城町の高田城址公園オーレンプラザに2025年4月20日、アクリル製の透明なグランドピアノ「クリスタルピアノ」がお目見えした。市民らが演奏を体験し、透き通るボディーと音色で魅了した。
《画像:オーレンプラザに1日限定で登場した「クリスタルピアノ」》
演奏体験は、一般社団法人日本ピアノ調律師協会信越支部が主催する「調律師がおくるピアノフェスタ」の一環で行われた。4月4日のピアノ調律の日にちなみ、同協会がピアノ文化の向上などを目的に全国各地でイベントを開催しており、オーレンプラザではジャズピアニストのジェイコブ・コーラーさんによるコンサート、ピアノの仕組みを説明する講座も企画された。
《画像:X JAPANのYOSHIKIさんが使用するモデルと同じ》
クリスタルピアノは「X JAPAN」のYOSHIKIさんが愛用していることでも知られる河合楽器製作所の製品。この日設置されたのはYOSHIKIさんが使用する物と同じモデルで、石川県金沢市の個人から借り受けた。同支部によると上越地域初上陸だという。
午前はコンサートのチケット購入者を対象に、事前に申し込みをした市民らが、1人10分ずつ演奏。「故郷」や「夏は来ぬ」、ビートルズの「Let It Be」など、思い思いに音を奏で、三線とのコラボや連弾を楽しむ人もいた。
《画像:三線とのコラボを楽しむ参加者》
小学1年生からピアノを習っているという市立大手町小6年の女児(11)は「キラキラしていて奇麗で、鍵盤が軽くて弾きやすかった。テレビでしか見たことがなかったので、演奏できてうれしかった」と笑顔で話した。
《画像:調律師がピアノから鍵盤を取り出して構造を説明》
また同支部の調律師による講座では、実際のグランドピアノを解体しながら構造を説明したほか、鍵盤やアクションを微調整して弾き心地を整え、弦を締めたり緩めたりして音程を合わせる調律の作業も披露した。
《画像:鍵盤を押すと弦をたたくハンマーが動く仕組みを体験》
同支部広報部長の小林忠義さんは「デリケートな楽器なので調律の大切さや、演奏の面白さを知ってもらい、ピアノを大事に長く楽しんでほしい」と願った。
午後5時まではコンサートのチケット購入者に限り、申し込みなしでクリスタルピアノの演奏を体験できる。見学は自由。午後2時開演のコンサート中は演奏できない。
《画像:会場にはピアノアクションの模型も展示》
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