『パン鯉釣り』の招かれざる厄介者3選 天敵ナンバーワンは「鴨(カモ)」?
どんな釣りでも、時に望まぬ状況が突如やってくることがあります。その要因は様々ですが、外部からやってくることもしばしば。今回は筆者が最近よく行うパン鯉に焦点を当てた“パン鯉の天敵”についての紹介記事です。
パン鯉釣りの天敵は「カモ」
これがパン鯉で一番の天敵。鯉の反応を静かに待っていると突如として飛来し、水しぶきをあげて釣り場を荒らしてしまう鳥です。時には撒いたパンをつつきにやってきたりすることも。普段ならかわいいという感情で済みますが、釣りをしている時は殺気を思わせる感情が込み上げてきます。
せっかく鯉が食いつきそうだったのに!という瞬間に荒らされるということが過去に何度もありました。間違いなくパン鯉で一番の天敵といえる存在です。
カメ
止水域で天敵となることが多いカメ。川の流れが遅い、または沼での釣りの時に姿を見せます。場を荒らすようなことはありませんが、撒き餌のパンを食べにやってくるのでパン鯉では天敵に部類されます。
知人はパンが吸い込まれたのを確認しフッキングしたところ、掛かっていたのは鯉ではなくカメだったということもあったらしいです。
また、水草が多い所でポイントを探そうと歩いていると、日光浴中だったカメがこちらに驚いて入水し場を荒らすということもあります。こちらが邪魔をしたとはいえ、鯉が逃げていくところをみるとやるせない気持ちになります。
周辺の鯉
ターゲットである鯉も、天敵となることが多くあります。一番多いのはこちらの存在が感知された時。これが本当に多いです。仕掛けを投入し狙った鯉が食いつこうとする瞬間に、周りに残っている撒き餌を食べようと別の鯉が近づく。
そしてその鯉がこちらの存在に気付いた瞬間に逃げて狙っていた鯉も逃げていくなんてことが本当に多い……。皮肉なものですが、狙っていない鯉もパン鯉の天敵となるのです。
みんないてこその釣り
とはいえ、釣りの邪魔になったからといって身勝手な真似は許されません。こちらは娯楽目的ですが、向こうからしたら死活問題です。
彼らは生きるためにそのような行動をとっているので、決して追い返したり責めるようなことはしないように。みんながいてこその自然を壊すようなことはしないようにしましょう。
<泉陽登/TSURINEWSライター>