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【黒牛】名手酒造店‐和歌山県 米の旨さを引き出した幅のある味わい、純米酒にこだわる蔵です。

酒蔵プレス

地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第294回目の当記事では、和歌山県海南市(かいなんし)の名手酒造店(なてしゅぞうてん)を特集します。

黒江の伝統と革新を守る五代目蔵元の挑戦

―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。

1866年漆器職人の街「黒江」で長らく続いていた蔵を引き継ぎ五代目です。

特徴ある名水の弱硬水「万葉黒牛の水」で力強い発酵力が得られ、幅のある味わいで親しまれてきました。

地元での契約栽培に加え、優良な原料米を蔵元自らが使命感をもって広域に集めてきました。

水、農家・圃場廻りに注力する米へのこだわり、先端的設備での品質管理、杜氏・藏人の技量・チームワーク等の総合力がブランド価値だと考えています。

―代表銘柄は?

「純米酒 黒牛」

お薦めの飲み方: 常温からぬる燗ですが、好みによります。

「無濾過生原酒 純米酒 黒牛」

お薦めの飲み方: 冷やでお楽しみください。

―イチオシ商品はなんですか? 

「純米吟醸 黒牛」

鯛の塩焼き、ヒラメの刺身等、塩味、醤油、ポン酢でいただく御料理に相性がいいです。

香りは穏やかで上品、御料理を立てた控えめですが、旨味もしっかり合って、食中吟醸としてお薦めです。

お薦めの飲み方: 軽く冷した程度が最適です。

究極のバランスを追求する蔵のこだわり

―酒造りで心がけていることは?

香りと味わい、きれいさと酸の飲みごたえ、いろいろなバランスを意識しています。

あと蔵の清潔さ、設備、用具の衛生には強くこだわっています。

これをおろそかにすると雑味が生じますが、これは旨味やボリューム感とは異なり、厳しく排しております。

―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。

蔵から北へ約4kmの名草山の中腹に奈良時代から続く紀三井寺からの和歌浦湾の眺めは万葉の昔へのロマンをかき立ててくれます。

蔵周辺の黒江地区は漆器職人の庶民的でぬくもりのある街並みが広がっています。

―最後に、読者へのメッセージをお願いします!

日本酒はお米でできているので、米飯といっしょに食べられる料理には合い、合わせやすすぎるのが欠点とも言えます。

あまりどの酒がどの料理に合うかを細かく言いすぎるのはワインの考え方の持ち込みすぎです。

基本的に、味の強い料理にはうま味の多い酒、きれいで淡泊な料理には、軽いきれいなお酒が合わせやすいくらいの意識でいいと思います。

後は温度や器での微妙な違いを意識して、水を合わせて飲むことをお薦めしています。

今回ご紹介した酒蔵について

【和歌山県】
株式会社名手酒造店
和歌山県海南市黒江846番地
https://kuroushi.co.jp/

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