みんなで楽しむモルック体験!四街道市で広がるインクルーシブスポーツの輪
県内唯一の盲学校がある四街道市。今回市内の小学生がモルックを通して視覚障がい者の見え方を疑似体験し、理解を深めました。
若者にも注目されているモルックの魅力
モルックというスポーツを知っていますか?
フィンランド発祥のスポーツで、木製の棒(モルック)で木製のピン(スキットル)を倒して点数を競います。
50点ぴったりになるように得点した方が勝ち。
ルールはシンプルで子どもから大人まで誰もが気軽に参加できることから、交流やチームワークを育むスポーツとして注目されています。
2月8日に千代田公民館で開催された「モルックたいけん」には、市内の小学生6人が参加し、モルックを初体験。
日本モルック協会の堀田健太郎さん指導の下、モルックのルールを教わりながらプレーを楽しみました。
集まった子どもたちは初めて見るモルックに興味津々。
初めは緊張した様子でしたが、チームでプレーするうちに、どこを倒したら50点になるか相談したり、時には離れたスキットルにヒットするスーパープレーが飛び出したりと、白熱したゲームを展開しました。
視覚障がい体験で考える暮らしやすい街
後半は視覚障がい体験メガネを装着して、視覚障がい者の視界を体験しながらプレー。
体験した子どもたちは、「全然見えなかった」「声や音で教えてもらって分かりやすかった」と、それぞれ感想を伝えました。
「普段みんなが生活している所でも、視覚に障がいを持った人が生活しています。他にも言葉が違う人、体に障がいがある人、宗教が違う人、たくさんの人がいますが、みんなが暮らしやすくするにはどうしたらいいのか、考えてみてください」と体験会の担当者。
今回の体験会で、新しいスポーツを楽しむだけでなく、多様な視点を持つことの大切さを経験した子どもたち。
日常生活の中で困っている人にどのように寄り添っていくかを考えるきっかけづくりとなりました。
問い合わせ
電話番号/043-424-8927
四街道市教育委員会社会教育課