『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』『リロ&スティッチ』米国で同時公開、2億ドル超え大ヒットへ
実写版『リロ&スティッチ』と『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が、アメリカでともに大ヒットの見込みだ。ともに2025年5月23日に米国公開され、月曜日(祝日のメモリアル・デー)を含む4日間で、計2億ドル以上のロケットスタートと予測されている。
週末ランキングの第1位に輝くとみられるのは、ディズニーによる実写版『リロ&スティッチ』。4日間で1億2,000万ドルを稼ぎ出し、同じくメモリアル・デーの週末に公開された実写版『リトル・マーメイド』(2023)の1億1,881万ドルを超える可能性が高い。
『リロ&スティッチ』は、主に25歳以下の女性やヒスパニック&ラテン系の女性映画ファンから注目されており、ファミリー&ティーンの関心も厚いとのこと。ディズニーの実写映画は『白雪姫』がかなり厳しい結果となったが、本作は“女性&Z世代”というヒットの鍵となる層をしっかりとつかみ、挽回の大ヒットを狙う。2002年のオリジナル版を子どものころに観た層がどれだけ足を運ぶかもポイントとなるだろう。
これを追いかけるのが、トム・クルーズ主演のシリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』だ。4日間で興行収入8,000万ドルと、1億ドルよりも数字が下方修正されたが、それでも『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)を超えてシリーズ史上最高のオープニングとなる見込み。こちらも前作『ミッション:インポッシブル/デッド・レコニング』(2023)の不振をカバーするという“ミッション”を背負っている。
『リロ&スティッチ』と『ミッション:インポッシブル』の同日公開は、2023年夏に『バービー』とが同日公開された「バーベンハイマー現象」や、2024秋に『モアナと伝説の海2』『ウィキッド ふたりの魔女』『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』が見事な相乗効果を発揮した現象を思い出させる。サマーシーズンはまだ序盤だが、予想を上回る成果を生む可能性もあるはずだ。
ちなみに、メモリアル・デーの週末として歴代最高の週末市場興収を記録したのは、『ワイルド・スピード EURO MISSION』と『ハングオーバー!!! 最後の反省会』が公開された2013年の3億1,400万ドル。単独の映画では、2022年に『トップガン マーヴェリック』が1億6,051万ドルを記録したのが歴代最高となっている。
映画『リロ&スティッチ』は2025年6月6日(金)に日本公開。『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は5月23日(金)に日米同日公開となる。
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