被害者遺族の視点を 保護司会らが研修会
都筑保護司会と都筑区更生保護女性会の合同研修会が1月17日、かけはし都筑=茅ケ崎中央=で開催され、会員らおよそ80人が参加した。
当日は講師として、犯罪被害者の会「にじの会」の近藤さえ子副代表と、横浜保護観察所都筑区担当の辰巳尚子さんが登壇。犯罪の被害者遺族に関する講話が行われた。
近藤さんは、2004年に自身が犯罪被害者遺族になって以来、「同じような立場の人を救いたい」と被害者や遺族の支援活動に尽力してきた。講演では「加害者の更生ばかりに目を向けるのではなく、犯罪被害者の視点に立ち、保護観察などの充実も重要」と呼びかけた。
都筑保護司会の加藤恒雄会長は「誰が、いつ事件に巻き込まれるか分からない。自分事として捉えたい」と振り返った。