洗濯機の「ゴミ取りネット」にへばりついたカビ汚れの掃除術。適切な“お手入れ頻度”と“交換時期”は?
毎日の生活に欠かせない洗濯機。毎日のように使うからこそ、ゴミ取りネットは汚れが溜まりやすく、そのままではカビが発生したり、洗濯物が汚れたりすることもあるんだそう。そこで今回は、洗濯機クリーニング専門店のプロに「ゴミ取りネットの掃除術」について教えていただきます。
教えてくれたのは……東海エネテック株式会社
洗濯機掃除に特化した洗濯機のまじんを運営する東海エネテック株式会社。洗濯機の分解洗浄を専門とし、プロならではの技術で各ご家庭の洗濯機を徹底的にクリーニング。無料分解診断サービスも行い要望に沿ったプランを提供している。
ゴミ取りネットにつく汚れ
洗濯機のゴミ取りネットには、ホコリやゴミのほかにもカビ汚れがつきます。汚れによってお手入れの頻度が変わってきます。
汚れ1. ホコリやゴミ→毎回
糸くずのホコリやゴミは、洗濯時に毎回、取り除きましょう。ホコリがゴミ取りネットにたまりすぎると、排水管のつまりの原因になったり、糸くずが洗濯物についてしまいます。
汚れ2. カビ→月に1回程度
ゴミ取りネットの細部やゴミ取りネットの設置場所についたカビは、月に1回を目安にお手入れが必要です。定期的に掃除を行うことで、洗濯物にカビが付着するのを防ぎます。
ゴミ取りネットのお掃除方法
<必要なモノ>
・漂白剤
・浴室用洗剤
・ブラシ(歯ブラシ)
ゴミ取りネットを洗濯機から取り外してから、ゴミ取りネットの掃除を行ってください。
手順1.ゴミ取りネットのたまったゴミをとる
ゴミ取りネットを外し、中にたまっているゴミを取り除きます。中のホコリが取れにくいときは、水でホコリをふやかすと取りやすくなります。
手順2.漂白剤でつけ置きをする
浴槽やバケツに45〜50℃のぬるま湯をため、適量の漂白剤を入れます。そこにゴミ取りネットを15~30分ほどつけ置きします。
手順3.浴室用の洗剤で掃除する
つけ置きをしている間に、ゴミ取りネットが設置している洗濯機の側の掃除を行います。浴室用の洗剤を使い、歯ブラシでこすり洗いをします。
注意事項:つけ置きをするときに使用する洗剤が酸素系の場合、絶対に塩素系の洗剤と混ぜないように注意をしてください。
手順4.ゴミ取りネットをこすり洗いする
つけ置きを終えたら、ゴミ取りネットを水で流します。頑固なカビがついている場合は、洗剤をかけて歯ブラシでこすり洗いをしましょう。
手順5.洗濯機を空運転させる
洗濯機側の掃除が終わったあとは、洗濯機を空運転します。ゴミ取りネットを設置せず、ゴミ取りネットとぞうきんなどを洗濯槽の中に入れて、空運転しましょう。ゴミ取りネットを取りつけないで空運転を行うことで、普段、ゴミ取りネットに隠れている箇所にも水が行き届き洗浄されます。塩素系洗剤が残っていると洗濯物を変色させる恐れがあるため、空運転をしてしっかりとすすぎます。
タイミングを見て交換しよう
ゴミ取りネットの交換時期は、2つあります。洗ってもカビが落ちない場合や、フィルターが破損している場合です。中でもネット型のゴミ取りネットは汚れが落ちにくいため、2~3年に1度は交換がおすすめです。しっかりと掃除を行い、交換が必要なときはしっかりと買い替えを検討しましょう。
※掃除前に掃除対象物の素材を確認、また説明書等にて当記事の方法(使うグッズや洗剤など)で問題ないか事前にご確認ください。
※こちらの記事は提供者さまより許可を得て作成しています。
ayako/ライター