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「鶏の唐揚げ」調理が面倒なら茹でればいい!

TBSラジオ

ゲストは、葛飾区立石で羊料理中心の飲食店「 蘭州 」を営むミュージシャンの にたない・けんさん。今回は、にたないさんに羊を含む色々なお肉の簡単でヘルシーな【にたない流 お肉のアジアン・レシピ】を教えていただきました。

揚げるのは、ちょっと面倒!それなら茹でよう【 鶏の唐茹で 】

家で唐揚げ食べたいけど自分で作るのは面倒くさすぎるし、カロリーが気になるという方のための簡単でヘルシーな料理です。冷めても美味しいので冷蔵庫で常備可!

主な材料

鶏胸肉1枚塩(適量)料理酒(適量)片栗粉(適量)味付け用:ポン酢/お好みで黒酢/醤油/刻んだパクチー、もしくは小ネギ (各種適量)

作り方

鶏胸肉1枚を縦に3等分に切って、包丁をななめにして削ぐように一口大に切る。鶏胸肉に、塩、調理酒を揉み込んだあとに片栗粉をまんべんなくまぶす。沸騰したお湯の中にお肉を全部入れて茹でます。(火加減は強めの中火くらい)
3分くらい茹でたらザルにあけ、熱々の胸肉はそのまま放置して粗熱をとる。
5分くらい経ったらボウルにあけて、ポン酢、お好みで黒酢醤油、刻んだパクチーを和えて完成。


上手に調理するためのポイント!

小麦は肉が白くなり過ぎないくらいにまぶす。一気に入れずに少しずつ入れること。(そうしないとお肉同士が鍋の中でくっついてしまってあとで離すのが面倒に)茹でている最中もくっつかないようにやさしく混ぜるのがおすすめ。

スー&近藤「プルプル」「唐揚げくらいのボリューム感もある」「味もしっかりしているから満足感もある」

シンプルに味わうのがモンゴル流 【 羊の舌の冷製 】


モンゴルの人たちは羊の肉をよく食べますが、火の神が怒るという理由で、肉を焼いたり炒めたりすることはしません。基本、肉は茹でて食べます。そのモンゴルの調理法を生かしたシンプルな料理!

主な材料

羊の舌ブロック(インターネット通販購入可)塩(適量)羊の臭み消しとしてネギの青い部分やショウガ(なくてもOK)お好みでタレ用として:韮花醬(ニラの発酵調味料)/醤油/お酢/辣油(各種適量をあわせておく)

作り方 

羊の舌をカットせずにそのまま塩茹する。茹でる時に、ネギの青い部分やショウガを臭み消しとして入れてもOK。羊の香りが好きな方は入れないほうが◎。鍋に蓋をして最弱の弱火で45分茹で、時間が経ったら火を止めてそのまま自然に冷ます。冷めたら鍋から取り出して食べやすい大きさにカットして完成。

モンゴルの人はシンプルに塩や唐辛子をすりつけて食べます。今回は、中国の調味料でニラを発酵させた韮花醬と醤油とお酢と辣油を合わせたタレを用意。おすすめの塩の濃さは「このまま飲んだらちょっとしょっぱいかもな」くらいの濃度。細かく切って他の料理に活用しても!


スー&近藤「独特の羊の香りは舌の方がより強い」「後からラムの味がする」「ミルキーな感じがする」「癖になる」

豚バラ肉で手軽につくろう【 豚とセロリ炒め 】

にたないさんのお店「蘭州」のメニューで出している〈羊とセロリ炒め〉の豚バージョン。羊が苦手な人でも、比較的安価で手に入りやすい豚バラ肉でお手軽に!中国料理というと色んな調味料を足して作るイメージがある中、シンプルでも十分美味しくなる!という料理。豚バラは再度炒めるので、1度皿に出す時点では完全に火が通ってなくてOK。(出た油はそのままフライパンに残すこと)塩の旨味と香辛料の香りと、火を通して香りと甘味が増幅したセロリを楽しみましょう!

主な材料(2人前)花山椒のホール(適量)唐辛子1本しょうゆ小さじ1サラダ油適量豚バラ肉200gセロリ1本長ネギ1本

作り方

フライパンに、花山椒のホール、唐辛子を手でちぎって入れ (辛いのが好きな人は種ごとどうぞ)、サラダ油を適量注ぎ、この時点で初めてフライパンに点火。弱火で炒めて山椒と唐辛子の香りを油にうつし、食べやすい大きさに切った豚バラ肉を投入。軽く塩をふり、そのまま弱火で焼く。肉の両面軽く火が通って脂がにじみ出てきたあたりで、お肉は一回皿にあける。筋を切るように斜めに切ったセロリとざく切りした長ネギを炒めながら、フライパンに残った豚の旨味や香辛料の香りを吸わせ、塩を少し振る。火加減はここから中火にします。豚バラ肉をフライパンに戻して火が通るまで炒め、最後に醤油を香り付け程度に1秒入れてサッと和え、火を止めて完成。

スー&近藤「ビリビリしない、粉より逆にマイルドかも」「進むわ、止まらない」「セロリだけでなく、長ネギの甘みがいい」

かつての「蘭州」にあった人気メニュー〈烏龍茶卵〉

いわゆるお茶とスパイスで煮込んだ卵で、中国や台湾の屋台やコンビニなどで、日常的によく見かける料理。現在の『蘭州』ではメニューにはなく、にたないさんが個人的に家で作ったり、ライブの時に販売すると、飛ぶように売れるそう!

作り方

適量のお湯に、烏龍茶のパック、塩、醤油、八角、クローブ、シナモン、ローレル、ショウガ、花山椒を入れて煮立たせる(スパイス類はすべてホール)塩分濃度は「このまま飲むにはしょっぱすぎるな」くらいまで調節。殻にヒビをいれた茹で卵を投入し、ごく弱火で60分煮たら火を止めて放置。
冷ますと同時にそのまま24時間漬け込んで完成。48時間漬け込むとなお良し!

■京成立石「蘭州」/ミュージシャン・にたないけん

1984年生まれ・東京都葛飾区出身。地元・京成立石にある、羊料理中心の飲食店「 蘭州 」を中国出身の父を中心に家族で経営。お昼ご飯調理のBGMは『ジェーン・スー生活は踊る』ミュージシャンの一面も持ち、首都圏をメインにソロでの弾き語りや、「ジョズエ」というバンドでもギターボーカルとして精力的に活動。BS-TBSのグルメ番組『東京シュウマイ党』『ラーメンを食べる。』への楽曲提供も行う。

(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)

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