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共通課題は「気候変動」 米テキサス州大学生が上越で農業研修

上越妙高タウン情報

地球温暖化に対応する農業を学ぼうと、アメリカと県内の大学生が上越市の田んぼを視察し、種もみをじかにまいて育て、水を節約する栽培方法などを見学しました。

上越市を訪れたのは、アメリカ南中部のテキサス州で農業を学ぶ学生8人と、新潟大学など県内の大学生10人です。

学生は、日米共通課題である「気候変動」に対応した農業の新しいリーダーを育てる公益財団法人「米日カウンシル-ジャパン」のプログラムに合わせて訪問しました。

日米の学生は去年10月からオンラインで交流したほか、今年3月には県内の学生がテキサス州を訪れ、1週間農業研修を受けました。今回はアメリカの学生が県内で研修を受けます。

5日(火)は、コメの種もみをじかにまいて栽培している上越市野尻の田んぼを訪れ、管理している田中産業の古川慎太郎さんから説明を受けました。じかまきは、田植えの前に田んぼに水を張って土をならす「代かき」と比べ、水を節約できるなどのメリットがあります。

田中産業 古川慎太郎さん
「水入れをほとんどしない栽培方法でチャレンジをしている。利点としては水の節約。無事に育っている。このまま最後までいけば」

アメリカ人 学生
「田中産業が少量の水でコメを育てる研究をしていてすばらしかった。地球温暖化はみんなが直面している課題」

このほか、職員の負担を減らし作業の効率化を図るため、ドローンを使って肥料と農薬を同時にまく様子も見学しました。

このあと、土橋にある田中産業の本社に移動し、衛星画像でイネの生育状況を確認し、肥料をまく場所やタイミングなどを確認する方法の説明も受けました。

県内大学生
「(衛星画像を使った施肥方法)薬剤や肥料を節約できたり、過剰に与えすぎると土地に良くないので良い取り組みだと思った」

田中産業 田中朗之 代表取締役 常務
「新潟の学生にはアメリカの大規模農場のいろいろな技を学んでほしい。テキサスの学生には日本の精密なコメ作りを学んでもらい、お互いの良さを出し合えたらいいと思う」

 

アメリカの学生は市内の岩の原葡萄園やJAえちご上越のエダマメ集出荷場などを訪れ、9日(土)に帰国します。

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