【ブロッコリーの“本当の食べ頃”知ってる?】 「黄色くなったら捨てる」は勘違いだったと気づく豆知識
ブロッコリーは“花が咲く前の野菜”
ブロッコリーは、実は花が咲く直前の「つぼみ」を食べている野菜です。表面にある細かな粒のような部分は、ひとつひとつが小さな花の集合体。時間がたつと先端が黄色くなってくることがありますが、これは傷んでいるのではなく、花開く準備が始まったサインです。
わたしたちがよく見かける深い緑色の状態は、ごく短い“食べごろの瞬間”。気づかないうちに、花開く直前の奥ゆかしい姿を味わっています。そんな視点で見ると、普段のブロッコリーも少し違って見えてきませんか♪
ブロッコリーは、キャベツやカリフラワーと同じアブラナ科の仲間です。カリフラワーは見た目から想像しやすいですが、キャベツまで同じ仲間というのは少し意外ですよね。実はどれも同じグループから育てられた野菜で、食べられている部分が違うだけ。植物としてのつながりを知ると、食卓での見え方も少し変わってきます。
ブロッコリーの栄養価が高いのは、私たちが食べている緑色の部分が、花を咲かせる直前のつぼみの集合体だからです。開花に向けてエネルギーをしっかり蓄える時期のため、ビタミンCをはじめとした栄養がとても豊富に含まれています。