エリザベス宮地ことKei Miyajiの短編映画『献呈』、モスクワ国際映画祭で正式上映決定、主演は会社員のJ小川
映像作家・エリザベス宮地ことKei Miyajiが監督を務めた完全自主制作の短編映画『献呈』が、世界四大映画祭の一つであったモスクワ国際映画祭で、日本人として初めて短編コンペティション部門で上映されることが明らかとなった。
本作は、39歳、独身、職業・プログラマーで、宮地の大学の先輩であるJ小川を主人公にしたフィクション映画。J小川へのインタビューを元に彼の生活をリアルに描いており、ドキュメンタリー的目線も強い作品となっている。
この作品を通して宮地が描きたかったのは、孤独のように感じられる生活に対し、全くそんなことを感じていない小川の生活と、それにも関わらず婚活を続けているという、ある種矛盾したような日々を送る彼の姿。かつて小津安二郎が『東京物語』で戦後日本における家族関係の変化を描いたように、宮地は現代社会でひとりで生きる独身男性のリアルを浮き彫りにする。
現状、日本での公開は決まっておらず、モスクワ国際映画祭で初上映が行われる予定。
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