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「XPONENTIAL 2025」現地フォトレポート熱気あふれるドローン最前線inヒューストン

DRONE

アメリカ市場で存在感を放つ大手から、初の海外挑戦となるスタートアップまで。世界中の無人機プレイヤーが一堂に会した

今年もアメリカで世界最大規模の国際自律走行・無人システム展「XPONENTIAL 2025」が開催された。2025年5月20日から22日の3日間、米テキサス州ヒューストンにあるジョージRブラウンコンベンションセンターで行われ、今年も約40の国と地域から有力な無人機プレイヤーが集結した。

今年はSkydioをはじめ、米国企業の"出展控え"が目立ったが、アメリカ市場ですでに存在感を放つ大手から、初の海外挑戦となるスタートアップまで、多様な無人機プレイヤーが最新技術を披露した。本稿では、熱気あふれる会場の様子をフォトレポートでお届けする。

存在感を放った企業たち

AIRBUSは「FLEXROTOR」や「MQ 72C Lakota Connecto」を展示した

Amazon Prime Airは、拠点から約1.2km以内の人口の多いエリアを中心にサービスを提供しているという。配送料はAmazonプライム会員なら1配送あたり4.99ドル

Qualcommは商談スペースを設置した広々としたブースを展開

ACSLは蒼天を展示。新たに警察向けにリリースしたばかりの赤外線カメラも展示していた。3カ月後には2.4GHzと5.8GHz両方に対応予定だという(米国向けのみ)

日本でも展示会で見かけることが増えたASCENT AEROSYSTEMSはACSLと同じ大きさのブースで出展

日本でもお馴染みのFly Ability「ELISO3」

アメリカ市場を狙う新進気鋭のアジア企業

シンガポールのHOLLYWAYは、今回が海外市場へ初めてのリーチという。バッテリーを自動交換でき24時間体制で稼働可能なドローンポートを展示した

ベトナムのGREMSYはオリジナルのジンバルを披露。ソニーやACSLともすでに取引があるという

韓国のBEIは軽量化に成功した各種バッテリーを紹介し、米国市場でも多くの引き合いがあると話した

台湾のWistronはこれからアメリカ市場をはじめグローバルで販売していくという新機体をお披露目した

日本のスペースワンは水上ドローンショーのコンセプトを発表し多くの来場者が足を止めて質問していた

大型無人機も集結

Wiskのエアタクシーは会場の中心に鎮座。多くの来場者が試乗を楽しんでいた

Skywaysは日本とも取引を開始したことを明かした

Honeywellのブース

注目を集めたイベント

世界トップクラスのドローンレーシングチームCyclone Drone Racingと、1mサイズの大型ドローンレース大会であるDrone Formular LeagueのMOU締結式にばったり遭遇

STEMエリアには大勢の学生が集まって研究成果の発表やドローンレース大会に参加していた。テレビ局の取材も入り、絶えず歓声が聞こえるなど大いに盛り上がっていたのが印象的だった

MODAL AIは会期中絶えず自動航行を披露していた

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