大阪発祥と言われる『ちりとり鍋』がマジで美味すぎた / 再現レシピを試した結果「簡単・美味い・安価」が揃った夢の料理になった!
先日2泊3日で大阪へ出掛けてきた。滞在中は現地のグルメをこれでもか! と堪能。‶天下の台所″ たる所以を存分に体験してきた。中でも……
特に印象に残っているのが『ちりとり鍋』という珍しい鍋料理。あまり聞き馴染みが無いかもしれないが、これがとにかく美味しくて感動したので紹介させてほしい。
・不思議な形の鍋
その日私は、大阪在住の友人に食事を誘われていた。
用意してくれた会場は大阪鶴橋にある「やなちゃん」という名のお店。
大阪生野区が発祥とされるグルメ『ちりとり鍋』の名店で、現地の人々から絶大な支持を集めているのだとか。
メニューは3種類(牛・豚・鶏)用意されている。それからトッピング類も豊富。
てか、ちりとり鍋ってなんとなく聞いたことはあるのだが、実物を見るのは初めてかもしれない。
そんなことを考えながら待つこと数分……
マ、マジで「ちりとり」みたいな形をした鍋が運ばれてきたぞ(笑)!
・こちらが『ちりとり鍋(1人前 税込1900円)』
四角形の薄い鍋の上に、野菜とお肉がてんこ盛り。いままで見たことないような珍しいタイプの鍋料理だ。
調理は店員さんが行ってくれるので安心。
大量の食材が四角い鍋にピタッと収まった。なんというか鉄板焼きにも見えてくる。
全体に火が通って、野菜がしんなりとしてきたら食べごろとのこと。
ちなみに、お玉も他にはないような面白い形状をしていた。
さてさて、完成したので食べてみよう。
と……とんでもなく美味ッ! 甘辛なタレが食材によく絡んで最高。鍋だけど、夏の暑い日にガツガツと食べたい美味さだ。
なんというか、鍋料理と焼肉のイイ所を掛け合わせたような料理だな。火が通りすぎないので野菜の食感がとても良く、お肉も固くなっていない。
特に、ホルモンは絶品。個人的に白米のおかずとして考えた場合……福岡で食べたもつ鍋が不動の1位であったが、それを凌ぐほどの美味しさであった。
あれほど大量に具材が乗っかっていたのに、あっという間に終盤。すると店員さんが「〆に黄そば(中華麺)、どうかい?」と声をかけてくれた。
おいおい、そんなの欲しいに決まっているではないか! 迷うことなく注文。
〆の黄そば(税込300円)これがまた爆裂に美味い。
てな感じで終始大満足。大阪に来たのならぜひとも味わってほしい最高のグルメだと感じた。
・家庭で再現してみる
あれから数日、ちりとり鍋の美味しさが忘れられなかったので色々調べていたら……各種サイトが家庭で再現できるレシピを公開していることを発見!
フライパンやホットプレートでも近いモノが作れるようなので、参考にしながら調理をしてみた。
まずは、ホルモンを乗せて
その上にキャベツ&玉ねぎを好きなだけ盛り付ける。
お次は、モヤシを乗せて……てっぺんにキムチを乗せれば土台は完成だ。
お次は、野菜の周りにお肉を乗せていく。
種類は何でもOKとのことなので、安売りされていた牛肩こま切れを乗せてみた。
調味液は、焼肉のタレ中辛にコチュジャンを混ぜ合わせ、
そこに豆板醤を加えると本場の味に近づくとのこと。
お子様や、辛いモノが苦手な場合は味をみながら量を調節してほしい。
あとは、これを全体に回しかけて煮込めば完成だ。
超簡単。洗い物が少ない。なおかつ材料も安価。って、マジ最高じゃんコレ!
で、肝心のお味も……バッチリ美味い。さすがに本場と比べると少々クオリティは落ちるが……けっこう近い仕上がりになっていて驚いた。家庭で味わう分には充分であろう。
なお、今回はフライパンで調理をしたが、ホットプレートで作って家族や仲間と囲んで食べたら楽しいこと間違いないはず! よかったら試してみてほしい。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 鶴橋やなちゃん本店
住所 大阪府大阪市生野区鶴橋3-8-30
時間 17:00~23:00(L.O.22:00)
休日 火
参考リンク:鶴橋やなちゃん本店
執筆:イナバタクヤ
Photo:RocketNews24