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全身運動が苦手な子に対しての解決方法は?【発達障害の専門家が教える 保育で役立つ気になる子のサポートBOOK】

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全身運動が苦手な子に対しての解決方法は?【発達障害の専門家が教える 保育で役立つ気になる子のサポートBOOK】

ダンスや体操などの全身運動が苦手

体がうまく動かせない、振り付けや動きが覚えられないといった様子が見られ、ダンスなどの活動に参加したがらない子もいます。

例えば、こんな状況

お遊戯会に向けてダンスの練習をしていたのに、泣き出してしまったSくん。「ダンスしない、やりたくない」と言って、教室の隅っこに行ってしまいました。

あなたならどうする?

1.子どもと同じ向きで動きを見せてあげる

2.「みんなできているし、簡単だよ」よ説得する

【解説】おすすめは1!

「簡単だから大丈夫」と励ましたつもりでも、その動きすら難しい子にとっては、追い詰めるような言葉に聞こえるかもしれません。幼児期に大切なのは、その子が自分に合ったレベルで運動を楽しむこと。「みんなと同じようにできない」という印象が強くなり、体を動かすこと自体が嫌いにならないよう注意が必要です。

考えられる背景

「あれれ、先生はどう動いているのかな?」

どのように手足を動かすのか、お手本の動きがうまく把握できないために、振り付けなどの動作を把握できないのかもしれません。

こんな声かけ&サポートをしてみよう!

より理解しやすい「見せ方」に一工夫を

対面でお手本を見せるのではなく、子どもと同じ向きになって踊るなどして、体の動きをはっきりと見せましょう。動きを少しずつ区切る、実際に手足を取りながら(優しく体に触れて)教える、「ピン」「パッ」など動きに合ったかけ声をセットにする、なども効果的です。その場でお手本を示すより、撮影した動画を繰り返し見る方が覚えやすい子もいるため、選択肢に入れておきましょう。

考えられる背景

「みんなと同じようにやるの、難しいなあ」

そもそも、その場で求められていることの難易度が現段階ではその子にとって高すぎるという可能性も捨て切れません。

こんな声かけ&サポートをしてみよう!

その子に合ったゴールや役割を設定しよう

運動の得手不得手には個人差があり、子どもではなおさらです。全員が同じレベルに到達するのは難しいケースもあるでしょう。もちろん、高い目標に挑戦させることにも意識はありますが、子どもの様子によっては、振り付けや動きを少し簡単にするなどして「ゴールの位置」を調整することも重要です。また、保護者のお手伝いや応援など、違った角度から役割を持たせることも一案です。

ほかにもたくさん!サポート声かけ例

・頑張っているね

・それでいいよ

・やったね

・お兄さん/お姉さんだね

【出典】『発達障害の専門家が教える 保育で役立つ気になる子のサポートBOOK』著:湯汲英史

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